令和8年3月に生誕100周年を迎える絵本作家「かこさとし」さん。川崎市幸区では、彼の作品を次世代に広めるための記念事業が進行中です。それに合わせて、鹿島田駅周辺の案内サインがリニューアルされ、新たにかこさんのキャラクターたちが登場します。
リニューアルされた案内サイン
このリニューアルでは、古市場第2公園への道案内がわかりやすくなるように設計され、絵本のキャラクターやセツルメントの旗のイラストが追加されました。特に「だるまちゃん」や「からすのパンやさん」のキャラクターは、多くの人に愛され続けている作品です。
お披露目会の開催
新サインの登場を祝うイベントが、令和7年3月26日(水)に行われます。場所は幸区下平間の案内サイン近くです。午前10時30分から10時50分の予定で、荒天の場合は中止となります。この会では、地元のキディ古市場保育園の子供たちが参加し、案内サインのお披露目や絵本の贈呈が行われる予定です。
地域の連携
案内サインの制作には、有限会社加古総合研究所が関与しています。このような地域の企業との協力により、より魅力的な地域作りが進められています。
その他の関連イベント
お披露目会が行われる3月26日から4月30日まで、幸区役所では「かこさとし作品の読み放題コーナー」が設置され、藤嶋昭先生から寄贈された作品を楽しむことができます。これは、市民が気軽にかこさんの作品に触れ合える貴重な機会です。
かこさとしさんの足跡
かこさとしさんは、日本の絵本作家の中でも屈指の存在です。福井県越前市で生まれ、川崎市幸区に移住後、企業で働きながらセツルメント活動に積極的に参加しました。この活動を基に、彼が創作した紙芝居がやがて多くの絵本へとつながりました。特に代表作の『からすのパンやさん』や『だるまちゃんシリーズ』は、600点以上の作品の中でも特に有名です。
持続的な取り組み
川崎市は市制100周年を記念して、多彩な事業「Colors, Future!Actions」を展開しています。この活動を通じて、川崎市の未来に向けた新たな一歩を踏み出しています。また、全国都市緑化かわさきフェアも開催され、市民が共に緑について考え行動する機会となっています。
次の100年に向けて、川崎市では魅力的な事業が続々と誕生しています。市民一人ひとりがこれを支えていければ、地域もさらに活気づいていくことでしょう。