つくばエクスプレスが新しい落とし物管理システムを導入
首都圏新都市鉄道株式会社、通称つくばエクスプレス(TX)が2025年6月2日より、株式会社findの「落とし物クラウドfind」を導入することを発表しました。この新システムにより、各駅で預けられたお忘れ物について、利用者はチャットを通じて簡単に問い合わせができるようになります。
背景と導入理由
つくばエクスプレスでは、月に約3,900件という膨大なお忘れ物を取り扱っており、これまでは駅の係員やコールセンターで対面または電話にて対応していました。しかし、保管件数の増加に伴い、業務負荷が大きな課題となっていました。このような状況を受け、より効率的な業務運営を求め、新たな技術を取り入れることが必要と考えられました。
「落とし物クラウドfind」を導入することで、画像の登録や、お問い合わせ時の画像照合が可能になります。これにより、お忘れ物に関する業務は大幅に効率化されることが期待されています。
多言語対応の「find chat」
新システムでは、お客様の利便性を高めるために、多言語対応のチャット機能が搭載されています。日本語はもちろん、英語や中国語(簡体)、韓国語など、様々な言語でのコミュニケーションが可能です。アプリのインストールは不要で、メールアドレスを使ったシンプルな認証を経て、すぐにチャットが始められます。このように、言語の壁を超えて、全てのお客様に対するおもてなしが実現されます。
サービスの詳細
サービスは2025年6月2日(月)から利用開始予定で、受付は24時間対応。実際の対応時間は9:00から22:00までとなっております。ただし、21:00以降に新規のお問い合わせをされた場合は、翌日9:00以降に回答が行われます。
お忘れ物の対象は、つくばエクスプレス線の各駅で預けられたものです。利用方法はつくばエクスプレスの公式サイト内にある「よくあるご質問(FAQ) お忘れ物、落とし物」ページへのアクセスから。そして、【https://www.mir.co.jp/faq/tx_find.html】で詳細を確認できます。
「落とし物クラウドfind」とは
このサービスは、落とした物を探す際の煩わしさや不安を解決することを目的にしています。最新のテクノロジーを駆使し、様々なサービスと連携することでさらに便利に進化し続けます。ユーザーと管理者のコミュニケーションから、警察への連携まで、ワンストップで利用できる仕組みを提供しており、鉄道会社や商業施設などでの落とし物の管理がスムーズに行えます。
企業情報
つくばエクスプレスを運営する首都圏新都市鉄道株式会社は、東京都千代田区に本社を構えています。代表取締役社長は渡邊 良氏で、鉄道事業法に基づく第一種鉄道事業を中心に展開しています。
一方、「落とし物クラウドfind」を提供する株式会社findも東京都港区に本社を構えており、CEOは高島 彬氏です。このシステムを導入することによって、つくばエクスプレスは利用者に安心して利用してもらえるサービスの向上を目指しています。
新たな取り組みにより、利用者はより快適な鉄道利用が可能になることを期待しています。