サイバーセキュリティ人材育成加速
株式会社ヨコタエンタープライズ(名古屋市)は、株式会社VLCセキュリティアリーナ(東京都港区)との業務提携を発表しました。この提携は、急増するサイバーセキュリティ人材の育成を目的としています。近年、特にサイバー攻撃が高度化し、多様化する中で、各企業におけるセキュリティ対策が喫緊の課題となってきています。AI技術の発展に伴い、サイバー攻撃はより巧妙になり、これまで日本語を利用して防がれていた多くの企業が標的となっています。これにより企業が負う損害は増大し、特に2023年には11万人以上のセキュリティ人材が不足するとされています。
提携の意義と背景
ヨコタエンタープライズは、今後の展望として2025年にサイバーセキュリティ研究所の設立を予定しており、最新のサイバー攻撃の情報を収集・分析することで、社内のICTエンジニアへ知識を伝達していく方針です。こうした施策により、同社のエンジニアはより強固なセキュリティに携わり、顧客からの信頼を築いています。この度のVLCセキュリティとの提携は、その人材育成のスピードを加速し、日本のICT基盤を脅威から守る一助となるでしょう。
VLCセキュリティ提供のトレーニング概要
提携の一環として、VLCセキュリティはヨコタエンタープライズが採用した人材に向け、専門的なサイバーセキュリティトレーニングを実施します。このトレーニングの目標は、実践性の高い攻撃シナリオを使用し、SOC(セキュリティオペレーションセンター)やインシデント対応が可能な即戦力人材を育成することです。具体的には、APT攻撃の各フェーズ及び攻撃ツールの運用、セキュリティプロダクトに関する基礎知識、フォレンジック能力、インシデントレスポンス能力などを習得させます。
今後の展望
ヨコタエンタープライズとVLCセキュリティは共に製造業を中心に、セキュリティ人材の確保と育成を進めていく計画です。特にサプライチェーンの重要性を考慮し、高度なセキュリティ専門家を市場に提供することで、日本の競争力強化に寄与していきます。また、VLCセキュリティからトレーニングを受けたエンジニアは、金融や流通などの重要なクライアントへの提供を行う予定です。最終的には、ヨコタエンタープライズ自身がトレーニングを展開し、人材育成のエコシステムを一貫して確立することを目指します。
VLCセキュリティの代表からのメッセージ
VLCセキュリティアリーナの代表、石原紀彦氏は、「日本のサイバーセキュリティ環境は厳格さを増しています。この中で、知識だけでなく実践力を持った人材の育成が必要です。今回の提携が、より実用的なスキルを持つエンジニアの育成につながることを期待しています。」とコメントしています。
まとめ
サイバーセキュリティの重要性は今後さらに高まると見られ、そのための人材育成が急務となります。ヨコタエンタープライズとVLCセキュリティの連携が、我が国のICT業界の基盤を強固にし、未来へとつながる新たな一歩となることでしょう。