高槻市立今城塚古代歴史館は、令和7年1月7日(火曜日)に恒例の書き初め会を催しました。このイベントは、参加者に新春の雰囲気を楽しんでもらいつつ、地元の歴史や文化に触れてもらうことを目的に毎年開催されています。参加者は多様で、年齢を問わず気軽に参加できる課題字を書き上げる姿が印象的でした。
今年の書き初め会は、「高槻の旧石器時代を書く」というテーマが設定され、"いし"、"石器"、"郡家今城"の3つの課題字から選んで書くことができました。このテーマは、高槻市にある旧石器時代の遺跡「郡家今城遺跡」の発掘成果を集めた特別展と関連しています。
参加者たちは、お手本が印刷された用紙を受け取り、まずどの課題字に挑戦するかを決めました。皆、集中した表情で筆を走らせる姿はとても真剣です。書字のバランスを保ちながら、何度も挑戦し、時折自分の文字を見直す姿に、熱意が感じられました。完了した作品を見た参加者の中には、「久しぶりの筆を持つのは慣れないが、楽しかった」と話す方もいらっしゃいました。
このイベントは1月8日(水曜日)にも続きます。事前の申し込みは不要で、先着順で15組を受け付けています。参加費は無料です。完成した作品は、1月18日(土曜日)から2月11日(火曜日・祝日)まで、同館の1階玄関ホールで展示される予定で、訪れる方々に楽しんでもらう機会となっています。
近年、日本の伝統文化や地域の歴史を感じられるこうしたイベントは、訪問者にとって魅力的な体験です。高槻市立今城塚古代歴史館では、今後も地域の文化を大切にしながら、さまざまなイベントが企画されることでしょう。興味のある方は、ぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか。