那賀町に新たにオープンした「とくぎんトモニアリーナ那賀」とは？

徳島県南西部に位置する那賀町に、待望の新体育館「とくぎんトモニアリーナ那賀」が誕生しました。この施設は、過去の鷲敷体育館の老朽化のために建設され、令和6年4月6日にはオープニングセレモニーが開催されました。

この新たなアリーナは鉄筋コンクリート造の2階建てで、延床面積は4,359.06平方メートル。308席の観覧席を備えた施設で、屋根は軽量鉄骨のトラス構造が採用されています。災害対策としても考慮され、地震に強い設計となっています。総工事費は17億1930万円にのぼります。

様々な機能を持つ施設

「とくぎんトモニアリーナ那賀」にも、いくつかの重要なスペースがあります。メインアリーナは約1,490平方メートルと広く、バスケットボール2面、バレーボール3面、バドミントン10面を設置。サブアリーナは415平方メートルで、バレーボール1面とバドミントン2面を設置しています。

さらに、ダンスやヨガなどの利用に対応した多目的ルームや、本格的な筋力トレーニングが行えるトレーニングルームも完備されています。トレーニングルームにはパワーラックや各種トレーニング機器が用意され、あらゆるレベルのトレーニーに対応が可能です。

健康と安心のために

このアリーナは南の県では唯一となる空調設備を完備しており、LPガスを利用して館内を快適に保つことが可能です。これにより、熱中症の心配が少なく、安心して利用することができます。また、自然災害に配慮した設計で、停電時でも最低限の電気と空調を3日間維持することができます。

その名も「とくぎんトモニアリーナ那賀」

さらに、この施設は徳島大正銀行がネーミングライツ・パートナーとして名を連ね、愛称が「とくぎんトモニアリーナ那賀」として認知されることとなりました。この愛称は令和6年4月1日から令和9年3月31日までの3年間使用され、地域の人々に親しまれていくことを目指しています。

ドローン世界選手権開催予定

オープニングイベントとして、那賀町にて最新のテクノロジーを駆使した『ドローンレース』が開催されます。4月20日（土）の13時からスタートし、県版ドローン特区の那賀町で行われるこのイベントには、第1回FAIドローンレース世界選手権で日本代表チームの女性パイロットが出場します。入場は無料で、ぜひ多くの方に見学や応援に来ていただきたいです。

この新しい施設は町の交流拠点としても機能し、地域内外の人々を呼び込むことにつながることが期待されています。今後も「とくぎんトモニアリーナ那賀」での様々なイベントや活動に注目です。