オフロードビークル協会
2020-05-01 10:06:32
ATVとスノーモービルの活用法を学ぶ「オフロードビークル協会」の設立
「オフロードビークル協会」の設立
2020年4月1日、新潟県南魚沼市に「一般社団法人オフロードビークル協会」が設立されました。代表理事には高橋盛行氏が就任し、理事には林映寿氏が名を連ねています。この協会の目的は全地形対応車(ATV)、多用途四輪車(UTV)、スノーモービルなどの不整地や雪上走行に特化した車両に関する教育と普及です。特に、自然災害が発生した際の救援活動や、農林業での利用法、さらにはアウトドアレジャーにおける移動手段としての有用性を広めることを目指しています。
さまざまな活動内容
協会の具体的な事業内容は多岐にわたります。まず、オフロードビークルの取り扱いや運転技術に関する講習会の実施があり、修了証を発行することによって参加者に知識と技術を授けています。また、運転技術を練習できる場を提供し、自然災害時の救援活動や、災害復旧活動の支援も行っています。
特に、ATVの運転技術を学ぶことができる正規の講習会では、参加者が実際に操作しながら技術を習得することができます。ATVの運転は自動遠心クラッチによるオートマチックなため、初心者でも簡単に始めることができるのが魅力です。
災害支援活動の実績
協会は、災害復興支援団体「日本笑顔プロジェクト」と提携し、台風19号の被害を受けた長野県の被災地においてもATVが活躍しました。大きな荷物の運搬が可能で、現地の災害ボランティアと協力して講習会を行い、地域の方々が実際に運転技術を学べる場を提供しています。
技術習得の重要性
オフロードビークルの操作はシンプルですが、悪路での走行を最大限に活かすためには特有の運転技術が必要です。体重移動や適切なアクセルとブレーキの操作、巧みなステアリングが要求されます。加えて、ウィンチを装備したATVを利用すれば、倒木の除去も可能で、さまざまな状況に対応できます。
複数の協力団体と連携
協会は、BRPジャパンや株式会社RSS高喜屋をはじめ、さまざまな企業や団体と連携し、オフロードビークルの利用促進や安全運転講習会の開催を進めています。また、オフロードビークルのユーザー同士の交流も活発で、有事の際には協力し合う体制が整っています。
結論
「一般社団法人オフロードビークル協会」は、単にオフロードビークルの運転技術を学ぶ場を提供するだけでなく、防災や地域支援においても重要な役割を果たしています。将来的には、全国的にこの取り組みが広がっていくことが期待されます。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人オフロードビークル協会
- 住所
- 新潟県南魚沼市南田中423
- 電話番号
-
025-783-2403