有休取得率ランキング
2014-04-22 13:00:03
業界別有休取得率ランキングの発表、通信業界がトップに躍進
株式会社ヴォーカーズが運営する「Vorkers」は、就職や転職のための企業リサーチサイトであり、今回の調査で有給休暇の取得率に関する興味深いデータを発表しました。この調査は、2万人を超える現職社員が登録した評価データに基づいており、業界ごとのランキングや、男女・年齢による取得率の変化を詳しく比較しています。
まず業界別の有休取得率に注目すると、対比の結果、最大で約3倍の差が見られることが判明しました。最も高い取得率を誇るのは、通信、ISP、データセンターの61.57%であるのに対し、最も低いフードサービスや飲食業界は22.18%と、両者の間には大きな隔たりがあります。このデータは、労働環境が企業によっていかに異なるかを示しており、特に一部の業界では改善の余地があることを浮き彫りにしています。
また、官公庁や独立行政法人は、かつての待遇面の満足度ランキングと比較して、今回の調査では有給休暇の取得率で7位にランクインしました。これは、公共機関における労働環境や福利厚生が改善されつつあることを示唆しています。
企業別では、代表的な企業としてNTT関連企業や自動車関連企業が上位にランクインしました。これらの企業は、多くの社員から高い評価を受けており、充実した有休制度があることが伺えます。
興味深い点として、男女及び年齢別に見た有休取得率の推移があります。23歳の時点では、男性と女性の取得率はほぼ同じですが、年齢が上がるにつれてこの差が拡大する様子が見受けられます。具体的には、男性の平均取得率は39.93%、女性は49.94%となり、その差は約10%に及びます。年齢の拘束力が男女によって異なるため、企業側もその点を考慮した施策が求められます。
この調査から得たデータは、入職を検討する方々にとって有用な参考情報となり、企業側にも自社の労働環境の改善点を考えるきっかけとなるでしょう。特に、職場環境の現状を把握している「Vorkers」のデータは、透明性を高め、より良い労働環境を実現するための助けになるといえます。
「Vorkers」では、引き続き社員の実情や業界のトレンドを共有することで、就職や転職活動をサポートしていく所存です。自分の働く環境がどのような位置にあるのか、また、どのような企業が「社員を大切にする」取り組みを行っているのかを知る貴重な情報を提供していきたいと考えています。
最後に、「Vorkers」の働きがい研究所は、企業の労働環境をより良くするための調査を引き続き実施中です。これを通じて、企業と社員が共に成長できる環境作りを目指しています。
会社情報
- 会社名
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株式会社ヴォーカーズ
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷2-21-1渋谷ヒカリエ 8F MOV
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