新宿目白商店街の新たな息吹、消化器クリニックが開院

2023年8月1日、新宿区下落合に位置する「コレタス目白」の2階に「うえひら消化器クリニック」が開院しました。運営元は株式会社トラスト・ファイブで、これは同社が目白エリアに開発した3棟目の商業ビルとなります。この新しいクリニックは、地域の活性化を図る重要な一歩として期待されています。

コレタス目白の背景

コレタス目白は、目白通り沿いに建てられたデザイナーズビルで、周辺の商店街である「目白銀座商店会」は長い歴史を持つ地域です。しかし、白金台を含む高級住宅街の近くに位置しながらも、地元の商業施設が住宅へと転換される動きが続いており、これは商業機能の喪失を意味します。この状況を受け、前所有者から「商店街の灯を消さないために商業ビルとして活用してほしい」との思いを受け継ぐ形で、トラスト・ファイブはこのビルを計画しました。

うえひら消化器クリニックの特徴

院長の上平大輔氏は17歳から目白に住んでおり、地元コミュニティへの貢献を強く意識しての開業です。クリニックでは内視鏡検査や痔の日帰り手術を提供し、おなかとおしりの健康を守ることに専念しています。「地域のオアシスとして皆様の健康を豊かにする」という思いを込めたロゴマークが象徴するように、地域の皆様にとって信頼の置ける相談相手となることを目指しています。

開業する際、コレタス目白との出会いが運命的であったと語る院長は、偶然にも誕生日の同じ日に竣工したこのビルが、思い描く開業の場であることを確信しました。彼の言葉からは、地域貢献への強い情熱が伺えます。

コレタスの理念と未来

「コレタス」は新たな価値の創造を目指し、小規模でも質の高い商業施設を提供することで、スタートアップや中小企業の成長を支援することを目的としています。テナントファーストの考え方に基づき、今後も地域に貢献する動きが期待されています。

新宿目白の商業ビルに新しい医療機関が参入したことは、地域経済の活性化に向けた第一歩です。「うえひら消化器クリニック」の存在は、目白商店街の再生と地域住民の健康を守る上で大きな役割を果たすでしょう。今後の活動から目が離せません。