農業と福祉の連携
2023-03-28 11:00:01
アグリトリオと豊橋市が手を組み農業と福祉の新たな未来を目指す
アグリトリオと豊橋市が締結した連携協定
最近、アグリトリオと愛知県豊橋市は、農業と福祉の発展を図る連携協定を正式に締結しました。この取り組みは、農業者が抱える深刻な人手不足を解決し、福祉事業所との連携を通じて、地域の活性化を促進することを目的としています。
取り組みの背景と目的
アグリトリオは、農業従事者不足に悩む農家と、空いている時間に働きたい人を結びつける「農How®(ノウハウ)」と、農作業に興味のある福祉事業所と農家をマッチングする「農Care®(ノウケア)」を展開しています。豊橋市は、2020年に農業と福祉を結びつける取り組みを始め、地域の参画機会を広げるチャレンジを進めてきました。
この連携協定を通じて、人口減少が進む中でも、日本有数の農業産地である豊橋市の強みを維持し、持続可能な地域農業とまちづくりを進めていくことが期待されています。
連携協定の具体的内容
協定には以下のような内容が含まれています。
1. 農業または福祉に関する知識の普及や理解促進の活動
2. 豊橋市の農業及び福祉に関する広報活動や実績の発信
3. 講師派遣や問題解決のための情報提供
4. その他、上記に関連する業務
これらの活動を通じて、地域の人々の理解を深め、具体的な行動に結びつけることで、施策の効果を最大限に引き出すことを目指しています。
豊橋市とアグリトリオの想い
豊橋市長の浅井由崇氏は、この協定が結ばれたことへの喜びを表し、農業は市にとって基盤産業であり、重要な課題であると強調しました。農業と福祉の連携が実現することで、障がいのある方々にとっても農業は素晴らしい体験を提供し、同時に農家の人手不足解消につながると期待されています。
株式会社アグリトリオの代表取締役、石川浩之氏も、過去2年間の実験から得たノウハウをもとに、この新たな挑戦に前向きに取り組むことを表明しています。特に、農作業の勝手が分かる人材を確保することで、地域全体を振興できる可能性を秘めています。
今後の展望
アグリトリオは2020年4月から、個人と農家を結ぶ「農How®」や福祉施設とのコラボレーションを促進する「農Care®」といった、プラットフォームサービスを展開しています。全国規模でのサービスの拡大も視野に入れており、地域に根ざした取り組みが今後も期待されています。
豊橋市とアグリトリオの連携は、地域に根差した新しい農業と福祉の関係を構築し、さらなる発展への道を開くものと考えられます。地域の皆さんにとっても、これからの活動に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社アグリトリオ
- 住所
- 愛知県豊橋市植田町字大膳39番地の5
- 電話番号
-
090-9819-4617