アイル・オブ・ラッセイ蒸溜所がTWSC2025で輝いた理由
スコットランドの小さな島、ラッセイ島で造られるウイスキー「アイル・オブ・ラッセイ」が、東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2025(TWSC2025)において、特別賞「ベスト・デザイン賞」を受賞しました。これにより、この蒸溜所の魅力が更に大きく広がることとなります。
TWSC2025とは
TWSCは、アジア最大級のウイスキーとスピリッツの品評会であり、毎年世界中から多くの銘柄が集まります。今年のTWSC2025では、選ばれた72アイテムが一般投票にかけられ、その中から優れたデザインを持つ3つのアイテムが「ベスト・デザイン賞」を受賞しました。「アイル・オブ・ラッセイ ヘブリディアン シングルモルト」は、スコッチ部門でわずか8アイテムの中から選ばれたのです。
ボトルデザインの魅力
「アイル・オブ・ラッセイ」という名称は、この島に根付く歴史や文化を象徴しています。ラッセイ島は美しい自然に恵まれ、特有の地質が持つ魅力も豊かです。このウイスキーのボトルは、まるでその自然を手に取るかのようなデザインで仕上げられています。ボトルにはラッセイ島で発掘された化石や岩石が型押しされており、実にユニークな外観を誇っています。
受賞商品の詳細
「アイル・オブ・ラッセイ ヘブリディアン シングルモルト」は、ノンピートとピート(約50ppm)の2種類の麦芽を使用し、さらに3種類の樽を組み合わせて作り分けています。熟成感があり、飲み応えのある味わいが特長です。このウイスキーは、以前のTWSC2023でも「ベストクラフトスコッチウイスキー」に選ばれた実績があります。
- ALC.: 46.4%
- 容量: 700ml
- 希望小売価格: 7,000円+税
テイスティングコメント
ウイスキーのスタイルとしては、ヘブリディーズ諸島に伝わる穏やかなピートの風味が際立ちます。さらにファーストフィル樽由来のダークフルーツのリッチな風味が加わり、しっかりとした熟成感を楽しむことができます。
アイル・オブ・ラッセイ蒸溜所の背景
ラッセイ島は、スカイ島と本島の間に位置する小さな島で、今年の人口は161名ほどです。かつてはジャコバイトのボニー・プリンス・チャーリーが逃げ込んだ地として知られ、20世紀には鉄鉱山も存在しました。現在は、スコットランドの自然が色濃く残る美しい場所です。
2017年、アラスデア・デイ氏が共同経営者とともに、「アイル・オブ・ラッセイ蒸溜所」を設立しました。デイ氏は、曽祖父のレシピを基にブレンデッドウイスキーブランドを復刻し、独自のウイスキーづくりに勤しんでいます。
スコットランド特有の硬水を仕込み水として使用し、高品質の3種の樽で熟成を行うことで、奥行きのある複雑な風味が生まれています。
会社情報
「アイル・オブ・ラッセイ」の代理販売を行うのは、株式会社都光です。東京都台東区に本社を構え、ウイスキー業界でも高い信頼を得ています。
お問い合わせ
「アイル・オブ・ラッセイ ヘブリディアン シングルモルト」を一度味わってみてはどうでしょうか。その美しいデザインと深みある味わい、両方を楽しむことができる至高の一品です。