アニメ『アイラブみー』の新曲「“こえ”のうた」がスタート
日本ユニセフ協会とこども家庭庁が共催する「こどものけんりプロジェクト」に関連して、NHK Eテレで放送中のアニメ『アイラブみー』に新曲「“こえ”のうた」が加わりました。この曲は、日本が「子どもの権利条約」に批准してから30年を迎える2024年に向けた重要なキャンペーンの一環として制作されています。
曲の背景と意図
「“こえ”のうた」は、子どもたちが持つ権利や意見を尊重し、その声を大切にする重要性をテーマにしています。この楽曲には、「子どもたち一人ひとりが有する意見や感情が、どれも特別で重要である」というメッセージが込められており、特に「子どもの声を聞くこと」の大切さを再確認する内容になっています。
作曲はハンバート ハンバートの佐藤良成さんが手がけ、小さな子どもでも歌いやすいメロディが特徴です。曲の中には、打楽器を使った楽しいリズムが組み合わさっています。
満島ひかりさんが声を担当する主人公の“みー”が歌うこの曲は、教育現場でも活用できるように譜面や音源が無償で配布される予定です。歌唱には東京児童合唱団が参加し、賑やかな合唱が展開されます。
アプローチと展開
さまざまなバージョンが発表される予定で、10月には英語の歌詞バージョン、11月には合唱形式のバージョン、2025年春には多様なメンバーが参加する「手歌」バージョンがリリースされます。このように、子どもたちが直接楽曲のメッセージを体感できる仕組みが整っています。
また、今後「手歌」バージョンのメイキングドキュメンタリーも公開される予定で、子どもたちが楽曲をどのように解釈し、表現していくのかを追う貴重な機会となります。
こどものけんりプロジェクトの展開
「こどものけんりプロジェクト」は、「子どもの権利条約」の認知度向上と普及を目指しており、今後5万以上の幼稚園や学校で新たに開発した教材を活用することが許可されています。さらに、SDGsを踏まえた活動を通じて、より多くの人々に子どもたちの権利について考えるきっかけを提供することが期待されています。
このプロジェクトの一環として、同アニメ『アイラブみー』が子どもたちにどのように影響を与えるか、注目が集まります。
アニメ『アイラブみー』の魅力
『アイラブみー』は、毎週水曜日に放送されているアニメで、主人公の“みー”が日常の出来事を通じて自分自身や周囲の人たちとの関係性について学んでいく姿を描いています。60以上のキャラクターの声をすべて満島ひかりさんが担当しており、彼女の独特な表現力が存分に発揮されています。
このように、アニメを通じて教育的なメッセージを伝えていく取り組みがこれからも続いていくことが期待されています。新曲「“こえ”のうた」は、その重要な一歩であり、子どもたちにとって心の支えとなることでしょう。
配信情報
この楽曲の配信は、9月5日09:00からスタートされます。日本ユニセフ協会の特設サイト及び公式YouTubeで視聴ができるため、ぜひチェックしてみてください。
日本ユニセフ協会「こどものけんりプロジェクト」特設サイト
日本ユニセフ協会公式YouTube