大川が描く国産広葉樹活用の未来
福岡県大川市では、国産広葉樹の活用をテーマにした「国産広葉樹活用サミット九州2025in大川」が2025年1月15日に開催されます。このイベントは、協同組合福岡・大川家具工業会の地域材開発部会が主催し、地域材の発展に寄与するための重要なステップとなります。
大川市の背景
大川市は家具産業の集積地として知られていますが、豊かな森林を持たない地域でもあります。このため、地域材を積極的に活用する取り組みが発展してきました。特に、2018年から早生広葉樹センダンの植樹活動に取り組んでおり、この木材を使った家具の開発や市場開拓にも力を入れています。
サミットの目的
本サミットでは、これまでの活動を振り返るとともに、国産材の活用に向けた未来のビジョンを探ることを目的としています。様々な背景を持つ専門家を招き、互いに学ぶことができる貴重な機会となります。
ゲストスピーカーとプログラム
建築家の芦沢啓治氏をはじめ、シンクタンクや森林組合、オフィス・家具メーカーなど多彩なゲストが参加します。彼らの経験談を通じて、国産材の活用に関するヒントや、新しいビジネスパートナーとの出会いが期待されます。特に事業者にとって、多くの学びを得る一日となるでしょう。
展示会と交流会
サミットの会場では、参加ゲストの国産材活用事例や、新商品展示が行われます。これに加えて、ビジネス交流会が設けられ、参加者同士の情報交換やネットワーキングが促進されます。国産材を扱う企業や事業者にとって、新しいビジネスの展開につながるチャンスです。
植樹活動から未来を引き寄せる
大川市は「森のない大川」と言われることがありますが、センダンの植樹活動を通じて国産木材の重要性を再認識しています。日本各地の森をどう守り、活用していくかを皆が考えるきっかけになるサミットです。このイベントは、持続可能な未来のための1つの解決策を考える場でもあります。
入場について
入場は無料で、事前申し込みは不要ですが、事業者や関係者向けのイベントとなっているため、一般の方の来場はご遠慮いただく必要があります。来場者は九州圏の自治体、建築業者、インテリア業者など多岐にわたります。
イベント概要
- - 名称: 国産広葉樹活用サミット九州2025in大川
- - 日時: 2025年1月15日(水)10:30~17:00
- - 会場: 大川市文化センター小ホール・展示ホール
- - 主催: 協同組合福岡・大川家具工業会地域材開発部会
このサミットは、国産材の価値を再認識し、持続可能な未来を見据えた重要なプラットフォームなのです。多くの方々がこの機会を活用し、共に国産木材の未来を考えていけることを願っています。