産業用冷凍機メーカーが小学生向けに社会科見学を実施
2025年8月27日、株式会社前川製作所の守谷工場で、守谷市立大野小学校の5年生児童28名が社会科見学を行いました。このプログラムは、未来を担う子どもたちに「ものづくりの魅力」と「仕事の大切さ」を伝えることを目的とし、特に『冷やす仕組み』について学ぶ機会を提供しました。
前川製作所と守谷工場の信念
前川製作所は、1970年から守谷工場を中心にモノづくりを展開しており、産業用冷凍機の世界シェアは40%以上を誇る企業です。これまでも地域イベントへの参加や、小中学生ラグビーチームの支援を行うなど、地域との関係性を深める取り組みを行っています。
開催の背景と目的
この社会科見学は、守谷市と協力し、地域の子どもたちに自社の事業について知ってもらうことを狙いとしています。前川製作所の役割として、ものづくりのプロセスや技術の重要性を感じてもらうことが大きな目的でした。
イベントレポート
オリエンテーション
プログラムは、最初にオリエンテーションから始まります。工場内の安全ルールや当日のスケジュールについて説明し、続いて事業内容を紹介。興味深いことに、会社名を聞いたときには児童から反応は全くありませんでした。
技術実験
ここからいよいよ学習プログラムに突入します。技術研究所の講師が『冷やす仕組み』について実験を通じて説明します。
ものを冷やすとは、熱を奪うことであると説明し、急速冷却マシンはペットボトルと缶飲料の内部温度の違いを示しました。
塩水が-25℃でも凍らないことを見せると、子どもたちは目を輝かせる瞬間がありました。
児童たちは積極的に参加し、大きな声で反応し、実験終了後には大きな拍手を送りました。
工場見学
次に、見学用の帽子をかぶり、工場内を巡回します。彼らは自動溶接や大きな圧縮機パーツ、チキン脱骨ロボットを見て大興奮!実際の製品を前に、ものづくりの現場を目の当たりにしました。
体験プログラム
続いて体験プログラムでは、- ℃の冷凍倉庫に入り、シャボン玉や手ぬぐいを凍らせるアクティビティを実施。外気との温度差を体感し、たくさんの驚きとともに楽しい時間を過ごしました。
食事体験
活動の締めくくりには、社員食堂でオムハヤシとラーメンを楽しみました。最初はオムハヤシと思っていましたが、ラーメンが人気で、子どもたちの好みを再発見する結果となりました。
感想と今後の展望
参加した子どもたちは、「色々な機械に優れている」、「部品作りがかっこいいと思った」、「冷凍倉庫が楽しかった」など、多くの感想を寄せました。
総括として、前川製作所では地域との関係を大切にしながら、持続可能な社会の実現に向けた活動を続けていく方針です。子どもたちにとって、技術に触れ、モノづくりの大切さを学ぶ貴重な機会を提供することができました。今後もこのような取り組みを通じて、「守谷から世界へ向けたモノづくり」を推進してまいります。