日本アーティストの国際的な作品発表を支援する新プログラム始動
国立アートリサーチセンター(NCAR)による「アーティストの国際発信支援プログラム」が、2025年度第Ⅱ期の募集を開始します。このプログラムは、日本のアーティストが海外で開催される国際芸術展に参加する際の費用を一部または全額支援することを目的としており、アーティストの国際的な作品発表を促進します。
プログラムの概要
応募期間は2025年6月13日から7月31日まで。対象となるのは、2025年12月以降に開催される国際芸術展で、独自のテーマやアーティスト選定が認められる物です。支援金額はアーティスト一人につき350万円で、複数のアーティストが参加する場合は700万円が上限となります。
これまでの支援実績
2025年度第Ⅰ期募集では、サンパウロ・ビエンナーレを含む6つの国際芸術展に日本のアーティストが参加することが決定しました。このように、NCARは日本の現代美術の国際的認知を高めるため、その活動を三つの柱に分けて展開しています。情報の収集と発信、コレクションの活用、アーティストの支援が主なポイントです。
具体的な支援対象
支援を受けられるのは、日本のアーティストであり、特に日本国外で開催されるビエンナーレやトリエンナーレです。審査を経て、選ばれたアートイベントには、独立した事務局体制と会計組織を持つことが求められます。
応募資格と申請プロセス
NCARによるこのプログラムの申請資格は主催団体に求められます。団体は、独立した事務局体制を維持し、ガイドラインを遵守する必要があります。応募者は、2025年6月13日から7月31日までに申請を行い、審査結果は2025年9月30日までに通知される予定です。
国際芸術展の重要性
国際芸術展は、アーティストが作品を国際的に発表する貴重な場であり、特に日本の若手アーティストにとっては大きな挑戦でもあります。NCARの支援を受けることで、彼らはより多くの観衆に自らの作品を届けるチャンスを得ることができます。
今後の展望
NCARの使命は、「アートをつなげる、深める、拡げる」と定めており、今後もアーティスト支援に力を入れながら届ける活動を続けていく予定です。日本のアートシーンを国際的に広めるための重要なステップとなるこのプログラムに、アーティストたちの応募が期待されます。詳細はNCARの公式サイト(
こちら)をご覧ください。