コロナ禍後のマスク事情
2023-09-13 10:10:01

マスク着用率27.7%は感染防止以外!コロナ禍後の意識調査で明らかになった意外な実態と、着用者・非着用者の心情

コロナ禍後のマスク着用実態:着用者と非着用者の意識調査



2023年3月、マスク着用は個人の判断に委ねられてから数ヶ月。街中にはマスクを着けない人が増えましたが、いまだにマスクを着けている人も多く見かけます。

株式会社ナフィアスが実施した全国調査(40代以上の男女1111名対象)では、マスク着用者と非着用者の間で、意外な意識の差が明らかになりました。

マスク着用者の本音:感染予防だけが理由ではない



調査によると、マスク着用者の72.3%が「感染がまだ怖いから」と回答。しかし、残りの27.7%は、職場の規定やコンプレックスの隠蔽、花粉症対策など、感染予防以外の理由でマスクを着用していることが判明しました。これは着用者の約4人に1人が感染予防以外の理由でマスクをしていることを意味します。

着用者と非着用者の相互認識:意外なギャップ



では、マスク着用者と非着用者は、互いをどのように見ているのでしょうか?

着用者側では、「個人の自由」と「特に気にならない」の合計が91.9%。非着用者側でも「個人の自由」と「特に気にならない」の合計が89.9%と、互いを尊重する意識が高いことが分かります。

しかし、両者の間には微妙な違いも。

着用者は「話しかけにくい」と感じる人が4.9%いる一方、非着用者では2.7%にとどまりました。逆の立場では、着用者が「マスクを外したほうが良い」と感じる人は2.7%ですが、非着用者では6.1%と倍以上の差がありました。着用者よりも非着用者の方が、マスク着用者に対して「マスクを外したほうが良い」と感じている割合が高いという、興味深い結果となりました。

脱マスク・再着用:今後の展望



調査では、今後の脱マスクや再着用のタイミングについても質問。結果から、当面は「全員がマスクをする/しない」という社会にはならないだろうと推測されます。

株式会社ナフィアス:信州大学発ベンチャー企業



今回の調査を実施した株式会社ナフィアスは、信州大学発のベンチャー企業。信州大学との共同開発により生まれたナノファイバー素材「NafiaS®」を使用した高性能マスクを製造・販売しています。「NafiaS®」は、マスク以外にも、工業用フィルターやアパレル、再生医療など幅広い分野で活用されています。

ナフィアスは、今後も社会状況の変化に応じて、着用者と非着用者の双方にとってより良い情報発信を続けていくとしています。

まとめ



今回の調査結果から、マスク着用をめぐる社会の意識は、まだ多様であることがわかります。個人の自由を尊重しつつ、お互いの気持ちに配慮しあうことが、これからの社会において重要になってくるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社ナフィアス
住所
長野県上田市常田3丁目15-1信州大学繊維学部内
電話番号
03-6893-0862

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