無人駅で楽しむクラフトビールフェス「もぐらビアキャンプ」
群馬県みなかみ町に位置するJR上越線の土合駅。この無人駅は、特異な地下ホームが人気で、ここで開催される「もぐらビアキャンプ」が2025年10月4日(土)に決定しました。本イベントは、株式会社plowerが手掛けるDOAIVILLAGEと、同町でクラフトビールを醸造するOCTONE BREWINGが協力して実施されます。
DOAIVILLAGEと復活のビアキャンプ
DOAIVILLAGEは、今年の初めに大雪による被害で営業を休止していましたが、8月には宿泊営業を再開しました。この秋の「もぐらビアキャンプ」はリニューアル後、初めての公開イベントとなります。普段は宿泊者のみがアクセスできるこの場所が、今回は特別に多くの人々に開放され、ゆったりとした時間を過ごせる機会となっています。
イベントの目的は、地域の魅力を発信すること。また、収益の一部は森林保全活動に寄付され、自然環境の保全への取り組みが推進されます。来場者は、特製のロゴ入りグラスで乾杯し、夜も楽しむことができる「カンパイタイム」が設けられています。
モグラ熟成ビールのユニークさ
土合駅の地下ホームは「日本一のモグラ駅」として知られています。これは、駅舎から約70メートル下に486段の階段を降りなければならないという特徴から来ています。この地下ホームで熟成されたビールが「モグラ熟成ビール」と呼ばれ、その魅力が広がっています。
地下ホームの温度は、年間を通じて約15℃前後。これがビールの熟成に適した環境を提供し、発酵したビールはさらに深い味わいに磨かれます。各ブルワリーは、熟成されたビールを地上へ運び、486段の階段を手運びで昇らなければなりません。まさに、こだわりが詰まったビールです。
イベントの詳細
「もぐらビアキャンプ」は、10月4日の土曜日に開催され、12:00から19:00まで行われます。この日、DOAIVILLAGEの可愛いキャンプエリアには、様々なクラフトビールが登場し、訪れた人たちに魅力的な飲食体験を提供します。前売り入場券は、1,500円でオリジナルグラス付き、または700円でステッカー付きのものが販売されます。チケットは、7月23日から販売開始されます。
会場では、焚き火と共にビールを味わいながら、地元バンドのライブ演奏も楽しめる予定です。また、森林環境保全についてのパネル展示も行い、参加者は地域の自然とその保護に対する重要性について学ぶ機会があります。
参加ブルワリーには、群馬県や埼玉県、東京都から選りすぐりのクラフトビールを提供する事業者が参加予定です。料理店やワークショップも後日発表される予定です。
アクセス情報と注意事項
アクセスは、上越新幹線の上毛高原駅からのバスや、他の駅からも土合駅までのアクセスが可能ですが、交通系ICカードは使用できませんので、切符を購入する必要があります。
イベント内容は予告なく変更されることがありますので、参加予定者は公式ウェブサイトやSNSをチェックし、最新情報を確認しておくことをお勧めします。この「もぐらビアキャンプ」で、みなかみの自然と素晴らしいクラフトビールの魅力を感じてみてはいかがでしょうか。