川口聡が講演した名古屋商工会議所の採用戦略
2026年6月2日、岐阜県岐阜市を拠点とする株式会社リーピーの代表取締役、川口聡が名古屋商工会議所主催の「印刷・紙・木材部会」講演会で、中小企業にとっての採用戦略について発表しました。この講演は、企業が直面する人手不足に対処するための具体的な手法を提示するもので、参加者約40名を前に行われました。
川口氏は、近年の採用市場における大きな変化を取り上げ、特に人口減少とAIの進展が影響を与えていることを強調しました。講演の中で最も重要な指摘は、「企業が人を選ぶ」から「人が企業を選ぶ」時代へと移行していることです。この変革に対応するために、中小企業が優秀な人材に選ばれるための具体策が続けて提案されました。
採用は経営の中心であるべき
川口氏は、採用活動を経営戦略の中心に位置づけることが重要であると強調しました。単なる人員補充ではなく、会社の成長や差別化を決定づける重要なミッションであると述べました。
「採用に力を入れることは他の業務を捨ててでも進めるべきだ」として、組織において採用部門は経営直轄の攻めの部門として機能すべきだという意見も出されました。これにより、企業の成長を持続的に支える技術や人材の獲得が期待できるのです。
母集団形成と面談の重要性
続いて、川口氏は優秀な人材を見つけるために必要なプロセスとして、「母集団を形成すること」と「面談数を最大化すること」の重要性を強調しました。質の高い人材を得るためには、まずは数多くの候補者と接触することが必要であり、採用活動は量から質へと繋がるという考え方を示しました。
また、給与に関しては「コスト」ではなく「投資」と捉えるべきだとし、安い給与では優秀な人材を集めることは不可能であると警鐘を鳴らしました。
生成AIの活用に関する洞察
川口氏は、AI技術の発展が採用市場に与える影響についても言及しました。採用活動がAIと絡むことで、もはや人から企業を選ぶだけでなく、企業もまたAIを通じて自らをアピールする時代が到来しているとのこと。
AIを利用した具体的な採用プロセスについても紹介し、どのようにして企業がAIを味方にしていくべきなのかという視点を提供しました。これにより、特に新たに採用を行う企業にとっての指針となる情報が得られることが期待されています。
経営者の役割と考慮すべきポイント
さらに、川口氏はAIが浸透することで、意思決定のプロセスが如何に変わるかについても触れました。AIの分析結果が会社の戦略に大きく影響を与えるようになるため、経営者自身がAIを有効に活用して時間効率を上げることが求められると言います。
このように、AIが代替できる作業領域と人間に残される役割を明確に区分し、企業の経営者にとってAIを積極的に導入することが求められています。
参加者の反響
聴講者からは「採用を経営の最重要テーマと位置づける視点が新鮮だった」「AIを活用した戦略が具体的で分かりやすかった」などの高い評価が寄せられました。一方で、「高い給与を支給した人材が活躍しなかった場合、どのように考えるべきか」というフィードバックもあり、採用活動における悩みや具体的な相談が集まりました。
今後も株式会社リーピーは地域企業の採用力向上とDX推進に向けた情報提供を続けていく意向を示しています。
地域創生とリーピーの取組み
リーピーは、地域企業に対してWebマーケティングやAI技術を駆使した支援を行い、売上や採用における課題解決を目指しています。岐阜や愛知地域特化型の総合採用支援サービスや、地域創生コンサルティングなどを展開し、新たな社会貢献の形式を築いています。地域に根ざした取り組みを通じて、持続可能な活性化を実現するため、今後も注目が集まります。