インドの6G技術革新を支えるSpirentとCEWiTの新提携
インドのバンガロールに位置するSpirent Communications plc(LSE:SPT)は、インド政府の「Bharat 6G Vision」を支援するためにセンター・オブ・エクセレンス・イン・ワイヤレス・テクノロジー(CEWiT)との新たな提携を発表しました。この提携の目的は、インドを次世代の6G技術のリーダーとして位置づけることにあります。
CEWiTはインド工科大学マドラス校(IITM)の自主研究機関であり、通信関連のスタートアップ企業を育成するインキュベーションハブとしての役割を担っています。Spirentの最新技術が、5Gのコアネットワークの機能テストとエミュレーションに活用されることで、インドにおける6Gのイノベーションと開発が進展する見込みです。
Spirent Landslideの導入
この提携によって、Spirentのテストプラットフォーム「Landslide」がCEWiTの5Gおよび6G開発センター・オブ・エクセレンスでの中心的な役割を果たすことになります。特に、3GPPリリース17の機能検証や5Gセキュリティ保証仕様の実現に取り組んでいるのが特徴です。これにより、急速に発展するインドの通信事情に合致した5Gおよび6Gの研究開発が支援されます。
CEWiTは、Spirent Landslideを活用してシグナリングとデータプレーンのワークロードを検証し、5G SCASテストを実施することで、さらなる研究開発を加速しています。また、高解像度のVoNR(Voice-over NR)を実現するための取り組みも進行中です。
インドの通信エコシステムの強化
Spirentの副社長であるアニル・コリパラ氏は、「この提携はインドの電気通信の進展を支えるもので、5G以降の革新的な技術開発をサポートします。CEWiTと協力することで、高品質なテストと検証を提供し、インドの技術エコシステム全体を強化します」と述べています。
CEWiTの名誉ディレクターであり、IITマドラス校の名誉教授でもあるバサカール・ラマムルティ教授は、「Spirentとのパートナーシップにより、インドの5Gおよび6G技術の研究と開発を強化し、新しい技術革新を促進する重要な一歩となります」と強調しました。
5Gと6Gの未来を支えるテクノロジー
今回の連携により、次世代のノードB(gNB)の発展、Massive MIMO、コンテナ化アプリケーション、性能評価といった主要なユースケースを支援することが期待されています。また、インド全土への5G展開や、Future Railway Mobile Communication System(FRMCS)規格に基づく鉄道通信の近代化など、政府の主導する取り組みもサポートします。
SpirentのLandslideは、5Gコアネットワークの信頼性、拡張性、高度な技術を試験するための国際的なスタンダードとして認知されています。民間および公共部門において信頼性の高い選択肢として、多くのプロジェクトで利用されています。
より詳しい情報は、
Spirentの公式サイトをご覧ください。
Spirentについて
Spirent Communications plcは、ネットワーク、サイバーセキュリティ、ポジショニングのため自動テストおよび保証ソリューションを提供する、業界のリーディングプロバイダーです。5GやAI、クラウド、自律走行車といった最新のテクノロジーに対し、革新的な製品やサービスを通じてテストや保証のソリューションを提供しています。詳細な情報は、
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