自分らしさを貫く！『ふたごチャレンジ！』第1巻が2025年に登場

自分の気持ちを大切にする物語

子どもたちの心の強さと勇気を描いた『ふたごチャレンジ！』第1巻が、2025年1月7日（火）に発売される。この作品は、特に「らしさ」を押し付けられることに対し、NOと声を上げる子どもたちの物語である。原作は、児童向け書籍でそのシェアを誇る角川つばさ文庫の第9回角川つばさ文庫小説賞の金賞作品。累計22万部を超える人気を誇る本作が、ついにコミック版として登場する。

見どころは子どもたちの挑戦

本作の見どころは、キャラクターたちが「おとなのルール」に抗い、自分の気持ちや個性を大切にしようと奮闘する姿にある。「らしく」振る舞わなければならないというプレッシャーに直面し、その苦悩は大人になった今でも共感できるもので、多くの読者が胸を打たれるだろう。全巻を通して描かれる双子の奮闘と成長に、読者も思わず応援したくなること間違いなしだ。

あらすじ：双子の挑戦

物語は、見た目がそっくりな双子、あかねとその弟かえでを中心に展開される。彼らは、「男女が逆だったらいいのに」と夢見る、自己主張が強い姉と、おとなしくかわいらしい弟の組み合わせ。しかし、10歳の誕生日パーティーの日、両親から「ちゃんと女の子らしく、男の子らしくしなさい」と強制され、ショックを受ける。

そんなもう誰からも祝福されない自分たちに疑問を持ち始めたふたごは、ある「チャレンジ」に挑もうとする。それは、転校先で性別を入れ替えて生活をするという大胆な決意だ。しかし、様々な問題に直面し、その中での心の変化も描かれ、子どもたちの思春期特有の葛藤がリアルに表現されている。

作画家しめ子の魅力

本作の作画を担当するしめ子先生は、児童書を中心に活動しており、その魅力的なイラストが原作のテーマをしっかり引き立てている。しめ子先生が描くコミック版では、原作の素朴でありながら深いテーマが、さらにパワーアップしている。コミックスの巻末には、原作者の七都にい先生による特別な書き下ろしストーリーも収録されており、ここでしか読めない内容が盛りだくさんだ。

限定特典も要チェック

さらに、初回限定版ではしめ子先生が描く「ふたごのお守りカード」が封入されており、数量限定のアイテムとなっている。なくなり次第終了となるため、購入を希望する方は早めのチェックが必要だ。

大人たちの常識に挑み、自分たちの考えを貫こうとする双子の姿は、読者に勇気と元気を与えてくれる。子どもたちの素朴さと直面する葛藤を描いたこの作品は、あらゆる世代に新たな気付きを与える一冊となるだろう。ぜひ手にとって、愛おしいふたごの物語を楽しんでほしい。