ECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」が13年連続で年間流通額No.1を達成！

「makeshop byGMO」の快挙の背景と成果

GMOメイクショップ株式会社が提供するECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」は、2024年に年間流通額が3,428億円に達し、前年比で109%増を記録しました。この結果、国内のECサイト構築SaaS業界において、13年連続で年間流通額No.1を達成することとなりました。この成功は、EC市場の環境変化にしっかりと対応し、顧客のニーズに基づいたサービスを提供し続けた成果と言えるでしょう。

流通額増加の要因

経済産業省による調査結果でも、2023年のBtoC-EC市場規模が前年比4.83%増の14兆6,760億円となっており、EC化率も9.38%に拡大しています。特に、BtoB-EC市場は前年比で10.7%増と大きな成長を見せています。このような背景の中、「makeshop byGMO」は大手ECモールに依存することなく、自社ECサイトの重要性を高める独自のブランド戦略を推進しています。

自社ECサイトは、販売のみならず、ブランドを表現し、顧客と強い関係を築くための重要なツールです。これにより、利益率も高く、販売戦略も柔軟に設計できるため、顧客のエンゲージメントを高める施策が行われています。「makeshop byGMO」もこの流れを反映し、進化を続けるEC市場におけるニーズを的確に捉えたサービスの提供を行っています。

越境ECの拡大と成果

2024年には「海外販売機能」が導入された店舗で著しい流通額の成長が見られ、前年比172.7%の成長を達成しました。情報によると、アメリカが最も多く注文を受けており、日本の商品に対する海外の需要が高まっていることを示しています。この「海外販売機能」は、228カ国に対応したシンプルなシステムで、多言語対応や海外配送の整備が必要とされる他の越境ECよりも導入が進み、特に1,800店舗以上での活用が確認されています。

BtoB向けソリューションの強化

株式会社GMOメイクショップでは、BtoB向けのソリューションも強化しています。2024年には、BtoBサイトや会員制サイトの流通額が前年比102%増の1,078億円に達し、全体の約31%を占めました。また、「makeshop byGMO エンタープライズプラン」では、業務改善プラットフォーム「kintone」との連携や、ヤマト運輸の支援を行い、BtoB取引の効率化を推進しています。これにより、受発注業務や請求業務を自動化することが可能になり、コスト削減と業務効率の向上を図っています。

パーソナライゼーションマーケティングの進展

近年の顧客体験向上に向けた取り組みとして「パーソナライゼーション」が注目されています。GMOメイクショップでは、メールマーケティングツール「MakeRepeater byGMO」を通じて、顧客一人ひとりに最適な情報を提供することで、顧客満足度を向上させています。これにより、店舗数や流通額で前年比115%の成果を上げ、2024年からはLINE連携や新たに「makeshop CRM byGMO」を提供開始する予定です。

新たな流通額トレンド

「makeshop byGMO」では、21カテゴリの中で「その他」が527億円まで伸び、流通額のカテゴリトップとなりました。この現象は、EC市場におけるニーズの多様化を示しています。また、「パソコン・周辺機器」の成長率は129%に達し、テレワーク需要の影響がみられる結果となっています。

今後の展望

GMOメイクショップは、EC市場の変化に柔軟に対応しながら、事業者の売上拡大と利益率向上に貢献し続けます。2024年には、1クリック完結型の「Smart Checkout」を導入し、顧客体験の向上を図ります。今後も「makeshop byGMO」は、飲食店や個人事業主など、幅広いビジネスのEC化をサポートし、国内EC市場のさらなる発展に寄与する方針です。

GMOメイクショップ株式会社の理念

GMOメイクショップは「Commerce for a better future.」を掲げ、EC支援を通じてビジネスの未来をより良くすることを目指しています。全国の事業者に対し、ECサイト構築から始まり、マーケティング支援、運用受託まで、トータルなサポートを提供しています。

これからも、流通額のさらなる増加に向けた取り組みを強化し、さらなる発展へとつなげていくことを目指しています。