筑波技術大学が令和6年度学位記授与式を盛大に開催
令和7年3月14日、筑波技術大学の天久保キャンパスでは、令和6年度の学位記授与式が華やかに行われました。今回、産業技術学部からは40名、保健科学部からは19名、計59名の学部卒業生が新たな旅立ちを迎えました。また、大学院からも4名が修了証を受け取りました。
式典は、学長の石原保志氏が卒業生に向けて自ら学位記を手渡し、その努力を称える感動的なセレモニーが展開されました。学長は、手話を交えながら次のようにメッセージを送りました。「皆さんが中心となり再開した学園祭や活動は、私たち教職員にとって大変励みになりました。卒業後は、大学での学びを社会で活かす努力を続けてください。」
卒業生の声も感動的
続いて、卒業生代代表がそれぞれの思いを語りました。産業技術学部を代表して石井菜野葉さんは、「4年間の学生生活では、支援技術の知識を実践に活かし、新たな成果を求め続けました」と振り返ります。一方、保健科学部を代表する網本実和さんは、「友人たちとともに乗り越えた数々の試練や喜びは、私たちのこれからの糧です。」と語り、同級生との絆の強さを強調しました。
また、大学院の修了生を代表するBolot kyzy Shirinさんは、「厳しい研究生活を乗り越えられたのは、先生方や家族、周囲の支えがあったからです」と感謝の気持ちを述べました。
素晴らしい晴天の中での記念撮影
式典はオンラインでも配信され、遠方からの参加者にもその様子が伝えられました。穏やかな晴天の中、卒業生たちは式典後に友人や家族、教員たちと共に記念撮影を楽しみ、思い出を刻みました。
筑波技術大学の特性
筑波技術大学は、日本で唯一、視覚や聴覚に障害を持つ学生のための高等教育機関として1987年に設立され、多様な地域から集まった学生が共に学ぶ場を提供しています。少人数教育を重視し、各個人の特性に合わせた支援が行われ、学生生活の中で豊かな学びの経験を積むことが可能です。
新たな一歩を踏み出す卒業生たちが、今後どのように社会に貢献していくのか、その未来に期待が高まります。