手料理サブスク「つくりおき.jp」が成長を続ける理由
料理の手間を減らし、より豊かな家庭生活を送るためのソリューションとして注目されている「つくりおき.jp」。このサービスを運営している株式会社Antwayが、この度シリーズDラウンドで約33億円の資金調達を完了しました。この結果、同社の累計調達額はおおよそ65億円に達します。
1. 資金調達の背景
Antwayは、「あらゆる家庭から義務をなくす」というビジョンの下、2020年にサービスを開始しました。共働き世帯や女性の活躍が進む今日、このサービスは多くの家庭に受け入れられ、家事負担を軽減する効果を実証しています。これまでの成長歩みを振り返ると、2021年には15億円、2023年5月には8.7億円の資金調達を行い、自社キッチンを開設するなど着実な進展を見せてきました。
例えば、2021年9月には江東区に直営キッチンを開設し、新鮮な惣菜を提供。このキッチンはサービス提供の基盤として重要な役割を果たしています。また、各地域にフランチャイズキッチンを開設する計画も進行中です。
2. 将来の展望と資金使途
今回の資金は、主に新しい自社キッチンの開設や、シンガポール法人設立を目的とした海外進出のために活用されます。特にシンガポール法人は、アジア市場への足がかりとして期待されています。さらに、2026年までに組織の拡大を計画しており、この資金を使って約120人以上の採用を進める予定です。
3. 投資家からの期待
サポートしている投資家からは、Antwayの成長を歓迎する声が寄せられています。グローバル・ブレイン株式会社の坂本氏は、前島CEOの熱い思いとビジョンに共感し、彼との協力を嬉しく思っていると述べました。また、ジャフコグループの松本氏は、Antwayのビジネスモデルが効率的に運営されている点を高く評価し、今後の拡大可能性に期待を寄せています。
4. CEO前島恵のコメント
「この資金調達は、私たちのミッションを実現するための重要な一歩です。私たちは、単なる食事提供に留まらず、家事の負担を軽減し、家族が自分らしい生き方を選択できる社会を目指しています」
前島氏は、今後も継続して国内外での事業展開を進めるとし、新たな仲間の応募を呼び掛けています。加えて、公式noteにてこれまでの背景や今後の戦略が公開されているので、興味のある方はチェックしてみるといいでしょう。
5. つくりおき.jpサービスとは
「つくりおき.jp」は、プロのシェフと管理栄養士が監修した料理を届けるサービスです。調理経験があるスタッフが心を込めた料理を週替わりで提供し、家庭の食卓を豊かに彩ります。料金プランは、週3食プランが9,990円、週5食プランが15,960円。現在、沖縄を除く46都道府県でサービスを展開中です。
まとめ
Antwayの成長は単なるビジネスの成功を越え、家庭の家事負担を軽減するという社会的な意義も持つものです。これからの展開にもぜひ注目していきたいところです。
公式ウェブサイトで詳細情報やサービスを確認することができます。