ITエンジニアの就職に関する最新調査
株式会社サーバーワークスが、ITエンジニアの就職に関する調査結果を発表しました。この調査は、全国の20代と30代の社員250名を対象に実施され、興味深い結果が得られました。
調査の目的と方法
サーバーワークスは、「働き方ラボ」と名付けられた調査プロジェクトを進めており、IT業界での働き方や雇用に関する多角的な考察を行っています。今回の調査では、過去10年以内にITエンジニアとして働き始めた若手社員が対象となり、彼らがどのような経緯でエンジニアとなったのかを探ります。
主な調査結果
調査によると、エンジニアになった理由として最も多かったのは「安定した職業だと思ったから」という回答が28%を占めました。次いで「成長性のある職業だと思ったから」が17.1%、そして「元々インターネットに興味があったから」という回答が14.2%でした。
驚くべきことに、約53.8%の回答者がエンジニアとして働く前にITに関する知識がなかったと答えました。これは、実際の業務においては、必ずしも高い専門知識が求められないことを示唆しています。彼らに対して「知識がなくても将来の成長やポテンシャルを評価された」という回答は26%という結果に。
ITエンジニアとしての満足度
さらに、調査結果では約70.2%の人々がエンジニアになって「とてもよかった」または「まぁまぁよかった」と感じています。これは成長の機会が豊富であることや、業界における将来の展望が明るいことを示しています。
調査の背景
調査の実施時期は2024年8月16日から8月20日までで、インターネット調査を用いて行われました。対象者は全国の20代、30代の会社員で、約43.3%が大学生、35.6%が転職からの人々でした。大学時代の専攻としては、工学部が最も多く、ITや技術関連の出身が多いことが確認されました。
サーバーワークスの取り組み
サーバーワークスは、ITエンジニアの働き方を多角的にサポートするため、4社とともに「NextTechPR」というコミュニティを立ち上げ、柔軟で良い働き方を推進しています。その一環として、今後も定期的なイベントを開催予定です。例えば、初回イベントでは多様なバックグラウンドを持つITエンジニアによるLT大会が予定されており、エンジニアとしてのキャリアや体験を共有します。
まとめ
サーバーワークスの調査は、今後のITエンジニアの採用や教育に関する重要な示唆を与えるものです。知識がなくても成長できる可能性や、エンジニアとしての魅力を多くの人に届けるための取り組みが、業界全体の活性化に繋がるでしょう。エンジニアとしてのキャリアを考えている方にとって、今後の動向には注目です。