セキュリティ強化
2025-11-10 10:10:13

マクニカ、三菱ケミカルに永続的なセキュリティ強化のためのソリューションを提供

マクニカ、三菱ケミカルにセキュリティソリューションを提供



株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将)は、総合化学メーカーの三菱ケミカル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:筑本 学)に対し、独自開発のセキュリティソリューション「Macnica Attack Surface Management」(以下、Macnica ASM)を提供したことを発表しました。この協業によって、三菱ケミカルはサイバー攻撃からの防御態勢を強化し、グローバルにおけるセキュリティ対策の向上を図っています。

背景



近年、サイバー攻撃は多様化しており、特に外部公開資産を狙った攻撃が増加しています。そのため、医療、通信、交通といった多岐にわたる事業を展開する三菱ケミカルでも、テクノロジーの進化にともなうセキュリティ対策に頭を悩ませていました。国内外に多くの関係会社を有する同社は、各企業でのリスク管理において脆弱性が存在することを認識しており、すでに手作業に頼った資産管理の限界を痛感していました。このような背景を受け、Macnica ASMの導入が決定されたのです。

Macnica ASMの選定理由



Macnica ASMは、外部公開資産とリスクを包括的に管理し、特にランサムウェアなどの重大なセキュリティインシデントを未然に防ぐことに特化したソリューションです。三菱ケミカルがこのシステムを選定した理由は三つあります。まず、競合製品と比べ、約20%多くのドメインを検出することができ、高度な網羅性を持っている点。そして、過剰な検知を抑えることができるため、運用負荷が大幅に少ないというメリットがあります。最後に、独自のインテリジェンスに基づいたリスク評価が、攻撃者の視点からでも精度が高くなっています。

導入効果



Macnica ASMの導入後、三菱ケミカルは次のような成果を得ています。まず、脆弱性情報の収集が自動化され、手動で行っていたクリティカルな脆弱性の特定作業が大幅に効率化されました。さらに、資産と脆弱性を自動で紐付ける機能により、対応フローがスムーズになり、作業時間を短縮することができました。また、導入から半年間でフォレンジックサービスの利用が見られないほどのインシデント発生防止に寄与しました。

グローバルメンバーとのコミュニケーションも活性化され、現地の対応レベルが向上し、「Macnica ASM」による通知機能を活用することで、現場からの報告が具体化し、ガバナンスの透明性が確保されました。

今後の展望



三菱ケミカルは引き続きMacnica ASMを国内本社で使用し、全てのグループ会社に展開する運用を計画しています。将来的には、このシステムをグローバルな標準として採用し、海外の関係会社との連携を強化する方針です。また、レポート機能の強化を期待しており、傾向分析を用いてさらなるセキュリティ施策につなげる意向を示しています。

このように、マクニカの提供するMacnica ASMによって、三菱ケミカルはサイバー攻撃への防御を一層強化し、業界のセキュリティ向上に貢献しています。この取り組みを通じて、日本企業全体のセキュリティレベルの引き上げを目指しています。

会社情報

会社名
株式会社マクニカ
住所
電話番号

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