富士山の銘水が新たに「富士山GXホールディングス」に社名変更

富士山の銘水が新たな歴史へ

山梨県富士吉田市に本社を置く富士山の銘水株式会社が2025年5月1日、社名を「富士山GXホールディングス株式会社」へ変更することを発表しました。この新しい社名は、クリーンエネルギーを中心とした事業拡大と持続可能な未来の実現を目指す企業戦略の一環です。

グリーントランスフォーメーションの理念

「GX」は、グリーントランスフォーメーションの略で、従来の化石エネルギー中心の産業構造からクリーンエネルギーへの移行を示す重要な概念です。今回の社名変更は、持続可能な社会の実現に向けた同社の強い決意を表現しています。

富士山の銘水は2010年の設立以来、天然水とウォーターサーバー事業を推進し、確固たる地位を築いてきました。しかし、持続可能性がますます求められる今日、人々や環境への配慮が求められる中、新たな事業領域への挑戦を決意しました。

新たな事業領域の紹介

社名変更に伴ない、4つの主要な事業が展開されます。それは以下の通りです。

1. PFASゼロ天然水・ウォーターサーバー事業: 環境にも健康にも配慮した安全な水の提供を続けます。
2. 亜臨界水事業: 環境負荷を低減し、資源循環を促進します。
3. 再生医療事業: 未来の医療技術開発を行い、革新的な医療の創造に寄与します。
4. 高周波パワエレ事業: エネルギー効率を高める技術を推進し、持続可能な社会の形成に貢献します。

これらの新事業を通じて、同社はGXの理念を広め、産業と社会の構造変革を先導する企業グループへと成長していく方針です。

新しいコーポレートロゴの意味

社名変更と共に新しいコーポレートロゴも発表され、逆さ富士をモチーフにしたデザインとなっています。このロゴは四つのパーツに分かれ、上から『富士山』『空気』『水』『大地』を象徴しています。これは、従来の水事業だけでなく、多様な事業を展開することで、持続可能な未来への貢献と技術革新へのコミットメントを表現しています。