生態学会で発表!
2025-03-31 19:22:13

国際自然環境アウトドア専攻が生態学会でポスター発表!地域生物多様性の蓄積を目指す

国際自然環境アウトドア専門学校が生態学会で発表



2025年3月17日、大雪に覆われた札幌で行われた第72回生態学会にて、国際自然環境アウトドア専門学校からの発表が行われました。今回の発表は「i-nac博物館プロジェクト」についてのもので、地域の生物多様性情報の蓄積と普及を目指した取り組みを紹介しました。

プロジェクトの概要


本プロジェクトは、新潟県妙高市を拠点に、地域社会と協力しながら持続可能な生態系の保全に向けた新しい仕組みを構築することを目指しています。ポスター発表の題名は「i-nac博物館プロジェクト:専門学校は博物館の機能を代替できるか?」です。

発表内容


博物館が担う主な役割である収集・保存、調査・研究、展示・教育の3つの機能について説明しました。特に妙高市内には博物館が存在せず、地域の自然に関する情報が不足しています。これに対し、i-nacがその役割を担い、地域の生物多様性を発信していくことの重要性が強調されました。

課題と期待される効果


発表後には、いくつかの質問や感想が寄せられ、特に「学校が地域の生物多様性の情報を吐き出す点が新しい」との意見がありました。また、この取り組みが他の地域でも適用可能であるという可能性が示唆され、参加者の興味を引きました。さらに、地域住民との連携強化や、長期的なデータの蓄積がいかに重要か再確認する機会にもなりました。

具体的な活動内容


このプロジェクトは、以下の3つの活動を中心に進行しています。
1. 生物相調査の再現と生態系変遷の分析
2009年に実施された生物相調査をもとに、生態系の変遷を分析します。新たに加える対象として、これまで確認されなかった蛾類や有剣ハチ類も含め、全体の記録種数を300種に拡大することを目指しています。
2. 猛禽類の営巣環境再構築
環境の変化で営巣場所を失ったチョウゲンボウのために、巣箱を設置し、その利用状況を定期的にモニタリングします。
3. 自然体験プログラムの実施
生物標本作製や観察会などを含めた体験型教育プログラムを提供します。活動期間中には、計5回の自然体験イベントを実施し、約100名の市民参加を目指します。

期待される影響


本プロジェクトは「地域における学びの拠点」としての博物館機能を果たすモデルと位置づけられ、地域社会への様々な貢献が期待されています。

  • - 生物多様性の情報を公開し、地域の環境意識向上に寄与する。
  • - 自然環境の保全と持続可能な利用を両立させる取り組みで、地域振興につなげる。

最後に、このプロジェクトは第23回こしじ水と緑の会・朝日酒造の自然保護助成金による支援を受けていることも紹介されました。プロジェクトへの関心を持っていただいた方は、次回のオープンキャンパスの情報をぜひチェックしてみてください。

学びの場としてのご案内


興味がある方は、以下の学科での学びを検討してみてください。

また、今後のオープンキャンパスの日程は以下の通りです:
  • - 2025年4月19日㈯
  • - 2025年5月17日㈯
  • - 2025年6月7日㈯

個別学校見学なども受け付けておりますので、詳しい情報はこちらからご覧ください。

学校情報


国際自然環境アウトドア専門学校の所在地は新潟県妙高市原通70で、詳細情報は公式ウェブサイトをご覧ください:https://www.i-nac.ac.jp/

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地域の生物多様性の保全に向けた新たな挑戦として、ぜひ皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。地域の未来のため、一緒に活動していきましょう。


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会社情報

会社名
株式会社NSGホールディングス
住所
新潟県新潟市中央区古町通2-495 
電話番号
025-364-7011

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