東レ、PD治療薬開発へ
2026-03-05 18:49:25

東レ、パーキンソン病治療薬のライセンス契約を締結し米国での試験開始へ

東レが新たな治療薬開発に向けた一歩



東レ株式会社は、パーキンソン病(PD)のジスキネジア治療薬に関する独占的ライセンス契約を米国のImmunis, Inc.と締結したことを発表しました。この契約により、Immunisは「IMM02-KORA」という開発コードで、米国やカナダ、EU圏における製品の開発と販売の権利を獲得しました。東レは、契約関連の一次金および開発進捗に応じたマイルストン、製品上市後には売上に基づくロイヤルティを受け取ります。

パーキンソン病の現状



世界保健機関(WHO)によると、パーキンソン病は過去25年で有病率が約2倍に増加し、2019年には全世界で850万人以上の患者が存在すると推計されています。この病気は神経伝達物質であるドーパミンの減少が原因で起こり、手足の震えや筋肉の硬直、動作の緩慢さ、転倒の危険性など、多岐にわたる症状を引き起こします。一般的には、ドーパミンを補充する治療法としてL-ドパが使用されていますが、長期の投与によってジスキネジアと呼ばれる不随意運動問題が生じることがあります。

IMM02-KORAの開発進展



Immunisは「IMM02-KORA」を用いてL-ドパに伴うジスキネジアの治療薬を進めており、今年2月には米国食品医薬品局(FDA)に対して、第I相臨床試験の開始に向けた申請を行いました。この進展は、パーキンソン病患者の新たな治療選択肢の提供につながる可能性が高いです。

東レのオープンイノベーション戦略



東レは、創薬における研究資源を外部企業と連携しながら進めるオープンイノベーション戦略を採用しています。ベンチャー企業や製薬企業とのパートナーシップを強化することで、革新的な医薬品の開発を加速し、医療の質向上に寄与することを目指しています。

社会貢献に向けた取り組み



「新しい価値の創造を通じて社会に貢献します」という理念を掲げる東レは、今後も医療分野での革新を追求し続けます。治療薬の効果が期待される中、これらの開発は多くの患者の生活の質の向上に寄与することが目指されています。

会社概要



東レ株式会社


  • - 所在地:東京都中央区
  • - 設立:1926年
  • - 代表者:大矢 光雄
  • - 概要:有機合成化学やバイオテクノロジーを基盤に、多岐にわたる事業分野において先端材料を創出している基礎素材メーカー
  • - ホームページ:toray.co.jp

Immunis, Inc.


  • - 所在地:米国カリフォルニア州アーバイン
  • - 設立:2018年
  • - 代表者:Hans S. Keirstead
  • - 概要:免疫不全に対するセクレトーム由来の治療薬開発に特化したバイオテクノロジー企業
  • - ホームページ:immunisbiomedical.com


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会社情報

会社名
東レ株式会社
住所
東京都中央区日本橋室町2-1-1日本橋三井タワー
電話番号
03-3245-5179

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