ソニーが発表した新しい医療用イメージセンサー
ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社は、医療分野向けに特化したCMOSイメージセンサー「IMX446」と「IMX447」を新たにリリースしました。これらのセンサーは、医療内視鏡に最適化されており、小型化、高感度、高解像度、高フレームレートといった医療現場のニーズに応えるために開発されています。
医療現場に役立つ技術の集大成
ソニーは、長年にわたってイメージセンサー技術の研究と開発を行っており、その成果を医療分野にも活かしています。「IMX446」は、1/9.25型(対角1.94 mm)で有効画素が約70万画素、既に量産出荷が始まっています。一方、「IMX447」は、1/5.36型(対角3.35 mm)で有効画素が約211万画素となり、2026年の夏に量産が予定されています。
主要な特長
両製品の主な特長には以下のものがあります:
- IMX446は1.96mm角、IMX447は2.96mm角という超小型サイズを実現し、内視鏡の装着が容易です。
- 1.62μmセルサイズにより、低光環境でも高品質な映像を撮影可能。これにより、医療現場での診断精度が向上します。
- DOL HDR機能により、明暗差の大きいシーンでも正確に表現。これが医療現場のさまざまな状況に対応します。
- 最大120fpsのフレームレートを実現。動きの速い被写体を捉えやすくし、手術などの重要な場面での信号の鮮明さを保ちます。
- SLVS-ECインターフェースを搭載し、長距離での伝送と高い信号品質を維持。これにより、医療現場での信頼性が向上します。
医療現場のニーズに応えるソニーの取り組み
ソニーは、医療用イメージセンサーの技術革新を通じて、医療の現場で必要とされる性能を常に追求しています。特に内視鏡用途では、小型でありながら高性能を実現することが求められており、ソニーの技術力がそれに応えています。これらのイメージセンサーは、診断における画質を向上させるだけでなく、医療従事者がよりスムーズに作業できる環境を提供します。
さらなる情報
詳細については、ソニーの製品ページをご覧いただくことで、具体的なスペックや技術詳細を確認できます。これらの新製品により、医療分野でのソニーの貢献がさらに広がることが期待されています。
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