株式会社ヤギ、国際会議「ITMC 2024」にDiamond Partnerとして参加
繊維メーカーとして知られる株式会社ヤギが、2024年11月20日から23日にかけて長野県上田市信州大学上田キャンパスで開催される国際会議「ITMC 2024」に、Diamond Partnerとして参加することが発表されました。
ITMC 2024とは?
ITMC(Intelligent Textile and Mass-Customization)は、2018年にベルギーのゲント大学で始まった国際会議です。カナダ、フランス、日本、モロッコの大学や産業クラスターが中心となり、2年ごとに開催国を変えながら開催されています。2022年はカナダで開催され、今年は日本で初めての開催となります。
本会議は、繊維産業の将来を見据え、様々なテキスタイル素材や関連技術の可能性を最大限に引き出し、実用化に向けた新たな産業分野の発展に貢献することを目的としています。デザイナー、メーカー、サプライヤー、エンドユーザーなど、多様な関係者が集まり、活発な意見交換や議論を通じて、イノベーションの促進や経済成長への貢献を目指します。
株式会社ヤギの参加内容
ヤギは、本会議において以下の2つの形で参加します。
1. 講演
八木靖之取締役上席執行役員ライフスタイル本部長が登壇し、同社の事業内容や機能繊維の開発、環境配慮型素材への取り組みについて発表を行います。持続可能な社会への貢献を強く意識した内容となることが予想されます。
2. 展示
Bioworks株式会社が開発した植物由来の添加剤をポリ乳酸に配合した新素材「PlaX™(プラックス)」が展示されます。ヤギのマテリアル事業との連携により開発されたこの新素材は、環境への負荷を低減した新たな商材として、グローバル展開を目指しています。この展示は、ヤギのサステナビリティへの取り組みを具体的に示す重要な機会となるでしょう。
参加の背景
ヤギグループは、「繊維の可能性をイノベーションによって引き出していく」というビジョンを掲げ、中期経営計画において「サステナブル」「グローバル」をキーワードに事業展開を進めています。ESG戦略においても、ステークホルダーとの連携による繊維産業の課題解決を目標としており、今回のITMCへの参加は、その取り組みの一環として位置付けられています。環境問題への関心の高まりの中で、ヤギのこうした姿勢は高く評価されるでしょう。
まとめ
ITMC 2024へのヤギの参加は、同社の技術力とサステナビリティへの取り組みを世界に示す絶好の機会となるでしょう。講演と展示を通して、環境配慮型素材や持続可能な社会に向けた取り組みが広く認知され、今後の事業展開に大きな弾みをつけることが期待されます。また、国際的な連携強化にも繋がり、今後のイノベーション創出に貢献すると考えられます。