Green Hills Software、産業用安全プラットフォームに新機能を追加し市場導入を加速

Green Hills Softwareが産業用デバイス向けの安全プラットフォームを強化



2011年9月13日、独立系最大手の組込みソフトウェアベンダーであるGreen Hills Software, Inc.が、産業用デバイス向けの「Platform for Industrial Safety」に新しいソフトウェア機能を統合したことを発表しました。このプラットフォームは、豊富な開発ツールやミドルウェア、産業通信プロトコル、さらにはIEC 61508 SIL 3に認証済みの Green Hills INTEGRITY(R)リアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS)の関連サービスを含んでいます。この新しい機能セットは、産業用オートメーションや安全システムの開発を加速し、市場投入の迅速化に貢献します。

新しいソフトウェア機能の詳細



今回の統合によって、IEC 61131 PLC-Open言語に対応したSafetyPLCアプリケーションのための2チャンネルマルチIEC 61508ランタイム環境であるSafeOSが追加されました。さらに、SAFEPROGはIEC 61131安全認証を取得したプログラミング・システムを提供し、デバイスメーカーが安全な制御システムを効率的に開発できる環境を整えます。これにより、プログラミングや認証にかかる時間と作業負担の大幅な軽減が見込まれています。

また、Molex Brad(R) PROFINET IO及びEtherNet/IP(TM)用のソフトウェアスタックもINTEGRITY RTOSと統合。これにより、お客様はPLCカプラー、PCベースのインターフェースカード、ロボットコントローラなどのPROFINET IO-Controllerデバイスを簡単に設計できるようになります。この統合により、工場全体でのネットワーク機能が強化され、より効率的な産業用オートメーションが実現します。

EtherNet/IPとINTEGRITY RTOSの統合によって、スキャナー及びアダプター機能がサポートされることも重要なポイントです。この機能により、PLCモジュールやインターフェースカード、ロボットコントローラなどのコントローラデバイスへのEtherNet/IPマスター機能の実装も簡単になります。

Green Hills Softwareの国際的な信頼性



Green Hills SoftwareのPlatform for Industrial Safetyは、IEC 61508 Safety Integrity Level 3(SIL3)の厳しい認証を必要とする安全かつ信頼性の高いシステム構築のために設計されています。具体的には、高コスト、高リスク、長い開発期間などの課題に対応するため、リアルタイムOSやミドルウェア、開発ツール、サポーティングエビデンスが統合されており、これにより製品の安全性能が大きく向上します。

IEC 61508は全世界でのプログラム可能な電子システムの機能安全向けの国際基準として広く認知されています。特に自動車や重機、鉱業など、安全性が特に求められる分野での採用が進んでいます。この基準に従った開発プロセスは、トレーサビリティや評価、臨界性分析に基づいて進められます。

Green Hills Softwareの歴史と展望



Green Hills Softwareは、1982年設立以来、組込み開発ソリューションを提供してきた業界のリーダーです。INTEGRITY-178BリアルタイムOSは、2008年にNSAとNISTによるニワトリレベルの認証を取得しており、安全性と信頼性でのスタンダードを確立しています。これにより、医療機器や自動車、ネットワーク機器といった様々な分野で応用が広がっています。

本社は米国カリフォルニア州サンタバーバラに位置し、国際的なビジネス展開を進めている同社は、さらなる技術革新やパートナーシップの拡大を通じて、今後も安全性の高い組込みソリューションの提供を目指しています。詳しい情報は、公式ウェブサイトで確認できます。

会社情報

会社名
Green Hills Software, Inc.
住所
30 West Sola Street Santa Barbara, CA 93101 USA
電話番号
805-965-6044

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