#月マガ基地 #保健の授業 #小野寺こころ

「あなた」は、自分が学生の頃の保健の授業を思い出しますか？もしその授業をしっかり聞いていたら、今の自分はどうなっていたのでしょうか。そんな思いを掻き立てる作品『保健の授業聞いてなかった奴』が、月刊少年マガジンのWebコミックサイト「月マガ基地」にて7月23日に公開されました。

このマンガは、著者である小野寺こころ先生によって描かれたもので、彼女はこれまでも『スクールバッグ』など、10代の心の機微を巧みに捉えた作品を手掛けています。本作では、高校1年生のはるかが経験する初恋と、その裏に潜むデートDVという問題が描かれています。

物語は、はるかが人生で初めて告白を受け入れ、付き合い始めるところから始まります。しかし、その恋愛は、最初の輝きから徐々に変化していきます。3ヶ月後、友人たちが彼女の変化に気づき心配を示す中、はるかはその事実に目を向けることができません。この段階から、物語はデートDVの問題に進展し、心に深い影を落とす展開へと進んでいくのです。

公開直後、この作品はSNSで広くシェアされ、わずか1週間で50万PVを突破しました。多くの読者が、自身の経験と重ね合わせているようで、「実際にこういう人が周囲にもいる」という感想が多く寄せられています。読者の中には、過去の自分がこのマンガを読んでいたらどれほど助けられただろうかと考える人や、ラストの展開に感銘を受けたという声も見受けられます.

「NO means NO」というメッセージが印象的であり、これを読んだ高校生には関心を持って欲しいという意見が多く上がっています。作品の内容は決して楽しいものではなく、時には辛苦を伴うテーマもあるため、注意を呼びかける声もあります。しかし、作者の小野寺こころ先生はその反響に感謝の意を表し、次の作品制作の意欲も語っています。

月マガ編集部は、この作品が読者それぞれにとっての「気づき」になればと願っており、多くの人がこの作品を手に取ってほしいと呼びかけています。初恋や恋愛の形が多様であることを考えさせられるこの作品。トピックの重さはありますが、これを通じて一人でも多くの人に新たな視点が生まれることを願っています。最後に、もしこの物語が心に響いたら、自分の大切な人にもぜひシェアしてみてください。

本作は、特に保健の授業を受ける高校生にとって、必読とも言える内容です。心の中に隠れた問題や思いを見つめ直すための一歩として、この夏、ぜひ『保健の授業聞いてなかった奴』を読んでみてはいかがでしょうか？

作品へのリンクはこちらからご覧いただけます：月マガ基地（無料公開）

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