関西大学の新設に注目
2025-09-01 12:23:21

関西大学、新たにグリーンエレクトロニクス工学科を設置し外国語学部定員増加が決定

新しい教育体制の強化:関西大学の取り組み



関西大学が2026年4月より、システム理工学部に「グリーンエレクトロニクス工学科」を新設することが正式に発表されました。この新しい学科は、環境に配慮したエレクトロニクス技術を専攻することを目的としており、持続可能な社会実現に向けた人材育成を目指します。また、外国語学部の入学定員も165名から185名に増加することが決まり、さらなる多様性を持った人材育成が期待されています。

グリーンエレクトロニクス工学科の設置背景



地球温暖化対策としてカーボンニュートラルが求められる現代社会において、省エネルギー型半導体や環境に優しい技術の必要性が高まっています。日本国内では、半導体産業復興が急務となっており、政府の支援や産業界との連携が進んでいます。このような背景から、関西大学は環境に配慮したエレクトロニクス技術を教育・研究し、持続可能な社会を形成する次世代のエンジニアを育成することに力を入れています。

新学科の特色と学び



グリーンエレクトロニクス工学科では、半導体設計から製造、応用に至るまでを環境の視点で学ぶことが大きな特徴です。具体的には、デバイス物性、装置・加工・計測・制御、アナログ・デジタル集積回路、数値計算・情報という4つの領域を横断的に学びます。さらに、クリーンルームでの実験やプログラミング実習、企業との共同プロジェクトを通じて、実践的な力を養います。海外研修も行われ、国際的な視野を持つ人材を育てる環境が整っています。

「現代社会は情報化が急速に進んでおり、半導体技術の進展は全てのアプリケーションの性能向上や低電力化に直結します。我々はこの技術を基礎から応用まで深く学び、次世代の技術者を育成します。」と、グリーンエレクトロニクス工学科の長に就任予定の肥川宏臣氏は述べています。

外国語学部の入学定員増加



外国語学部では入学定員を20名増やし185名にすることで、多様な言語教育をより強化します。この変更により、多文化共生の時代やAI時代に対応するカリキュラム改革が進められます。新たに導入されるカリキュラムでは、英語の他に独・仏・露・西・中・朝の二言語を学べる留学制度の拡充、データサイエンス教育の強化、国際協力や地域貢献に焦点を当てた実践教育が提供されます。

外国語学部長の今井裕之氏は、「我々は多様な学力や関心を持つ学生を受入れ、国際社会で活躍できる人材を育成するために、カリキュラムの深堀を図ります。」と語っています。

持続可能な未来と国際性



関西大学は、今回の改革を通じて持続可能性に寄与する専門知識を持った人材の育成と、国際社会で求められるスキルの習得を目指しています。教育と研究が一体となった新たな体制が強化され、次世代のリーダーを生み出すことが期待されています。このような取り組みは、今後の教育界に大きな影響を与えることでしょう。

是非、関西大学の新たな取り組みに注目してみてください。


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