「Public Mind基金」が輝く未来を支援
社会のさまざまな課題に取り組むNPO法人や社会起業家を支援する「パブリックマインド」は、2025年3月4日にプレスリリースを発表し、自らが設立した社会的投資ファンド「Public Mind基金第1号」の第2回公募結果を報告しました。2023年11月から募集を行い、社会課題の解決に向けて活動する2つの団体が新たに選定されたことが明らかになりました。
目指すは生きづらさを抱える人の支援
パブリックマインドは「生きづらさを抱えている人をなくす!」というミッションのもと、具体的な事業テーマとして「子どもや若者の個性が育ち、活かされ、輝いていく社会」を目指し、社会問題の解決に注力しています。今回は数多くの応募の中から、外部アドバイザリー委員の助言をもとに選考を行い、2団体が選ばれました。
特定非営利活動法人WELgee
選定された団体の一つである特定非営利活動法人WELgeeは、「自らの境遇にかかわらず、ともに未来を築ける社会」をビジョンに掲げています。日本に逃れてきた難民の人々が社会で活躍できるよう、就労を通じた人生再建を支援しています。これまでに500人以上の難民に対し、キャリア教育やインターンシップなどの伴走支援を行い、40以上の就労事例を創出しています。また、難民が専門性を生かした形で日本語を学ぶためのカリキュラム開発にも取り組んでおり、地域に根ざした支援活動を展開しています。
特定非営利活動法人フェアスタートサポート
もう一つの選定団体である特定非営利活動法人フェアスタートサポートは、「どんな環境で育っても、全ての若者が自分らしい働きを実現できる社会」を理念としています。貧困や虐待といった困難な家庭環境を持つ子どもたちに対して、早期からのキャリア教育や就労体験機会を提供し、地域の大人たちとの結びつきを強化しています。これまでに支援してきた1000名以上の若者たちによって、高校新卒者の離職率を大きく改善する成果を上げています。この支援が全国に広がることを目指し、新たな就労支援モデルを構築することを計画しています。
助成と伴走支援の本格化
パブリックマインドは、これから本格的に選定した2団体に対して助成と伴走支援を進めていく方針を示しました。若者たちが自らの個性を活かし、輝く未来を築ける社会を目指した取り組みが、どのように進展していくのか注目されます。パブリックマインドは、これらの団体と共にさらに多様な支援ネットワークを構築し、社会全体の理解促進につなげていくことを目指しています。
まとめ
生きづらさを抱える人々を支援することを目指す「Public Mind基金」の取り組みは、今後も注目されるでしょう。この助成活動が社会の変革につながることを期待したいです。
【お問い合わせ】
NPO法人パブリックマインド
担当:岩崎、佐藤、小出、公山
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