静岡出身のテノール歌手・芹澤佳通が挑む限界突破のソロリサイタル
静岡県にルーツを持つテノール歌手、芹澤佳通は、音楽界で注目を浴びている存在です。彼は、国立音楽大学音楽学部声楽学科及びボローニャ国立音楽院声楽コースを卒業後、数々のコンクールや公演を経て確固たる地位を築いてきました。2007年に「第38回イタリア声楽コンコルソ」でミラノ大賞を受賞し、その後も小澤征爾指揮の下でベートーヴェンの「第九」のソリストとしての代表作で名を馳せています。2018年には「第37回なるとの第九」でもソリストとして抜擢され、さらにその名声を広げました。
音楽の道を切り拓く
芹澤は、2020年にグランドオペラ国内共同制作のプッチーニ「トゥーランドット」において、カラフ役として有名なアリア「誰も寝てはならぬ」を歌い上げました。この挑戦は彼のキャリアにおいて大きなステップとなり、2021年には東京二期会オペラ劇場でワーグナーの「タンホイザー」のタイトルロールに抜擢されました。
さらなる注目を集めたのは、出発の日に外国人歌手の代役として急遽ヴェルディの「マクベス」に出演したことです。この公演では、リッカルド・ムーティの指揮でマクダフ役を演じ、その高い技術と表現力で観客を魅了しました。これにより、彼は「声のアスリート」としての地位を確立したのです。
YouTubeでも活躍
最近では自身のYouTubeチャンネル「とあるテノールちゃんねる」において、名曲「夜の女王のアリア」の演奏を全力で披露し、驚異的な再生回数を記録しました。このようにして、彼はオペラの世界を広く紹介し続けています。
待望のソロリサイタル
そんな芹澤佳通の注目のソロリサイタルが2022年11月19日に開催されます。彼が選んだ楽曲は、テノールの難曲ばかりです。この公演のテーマは「限界突破」で、彼自身の歌手人生をかけた特別な内容となっています。また、Laboratorio141による男性合唱がバックコーラスを担当し、豪華なハーモニーが芹澤の歌声を引き立てます。
このトラクション型コンサートでは、秋晴れの優しい光が差し込む早稲田奉仕園スコットホールで、観客が直接彼の歌声を体感することができます。これまでのキャリアを振り返りながら、限界を超える挑戦を続ける芹澤のパフォーマンスは、きっと心に残るものになるでしょう。
公演プログラム
- - モーツァルト:歌劇「ポントの王ミトリダーテ」より「美しい月桂樹の冠を頂いて」
- - ロッシーニ:歌劇「セビリャの理髪師」より「これ以上逆らうのをやめろ」
- - ロッシーニ:歌劇「ゼルミーラ」より「懐かしい土地よ」
- - ベッリーニ:歌劇「清教徒」より「私に裏切られたと思い込んでいた、不幸な乙女よ」
- - ドニゼッティ:歌劇「連隊の娘」より「ああ友よ、なんて楽しい日!」
- - その他
公演の詳細やチケット情報は
こちらで確認できます。
公演概要
タイトル: テノール歌手芹澤佳通ソロリサイタル - 芹澤佳通UNLIMITED/限界突破リサイタルC→F
開催日時: 2022年11月19日(土曜)開演14:00 / 開場13:30
会場: 早稲田奉仕園スコットホール, 東京都新宿区西早稲田2丁目3−1
出演者: 芹澤佳通(テノール), 齋藤菜緒(ピアニスト), Laboratorio141(男性合唱)
チケット料金: 全席自由一般4000円, 学生2000円
主催: 合同会社P&ME
後援: 一般社団法人姫りんご, 一般社団法人日本クラシック音楽協会, 相互扶助企画TEATRO GOLOSO
この公演は、観客にとって音楽との素晴らしい出会いとなることが期待されます。是非、その目で、耳で、体感してください。