三洋堂書店が無人営業体制を拡充
株式会社三洋堂書店は、AI顔認証ソリューションを展開するHOUSEI株式会社と提携し、全66店舗のうち34店舗を無人店舗化することを発表しました。この新たな取り組みにより、2024年4月からスマート無人営業が開始される見込みです。
この無人営業体制の導入では、三洋堂書店の星川店(三重県桑名市)と本巣店(岐阜県本巣市)が先行して実施されます。これにより、営業時間の短縮傾向を打破し、顧客には24時間いつでも利用できるサービスが提供されることになります。
無人化店舗の運営体制
三洋堂書店の同様の無人営業店舗は、次のように二つの形態があり、それぞれ異なる時間帯で運営されます。
星川店の営業時間
- - 通常営業時間(有人): 10:00~21:00
- - スマート無人営業時間: 21:00~24:00
本巣店の営業時間
- - 通常営業時間(有人): 10:00~20:00
- - スマート無人営業時間: 20:00~翌10:00
スマート無人営業の背景
コロナ禍を経て、多くの業界が営業時間の短縮を余儀なくされましたが、三洋堂書店はこの状況から脱却し、訪れる人々に「ワクワク・ドキドキ」を感じてもらえる店舗を目指しています。そのため、この無人営業体制の導入は顧客体験の向上と同時に、経営の効率化や売上の拡大にもつながることが期待されています。
AIによる店舗管理の効果
HOUSEIの提供する無人店舗ソリューションは、AIおよびIT技術を用いた省力化店舗運営支援サービスです。このシステムは、顔認証自動ドア解錠、無人決済サービスなど多彩な機能を搭載しており、書店やジム、古着屋など様々な分野に応用可能です。三洋堂書店だけでなく、複数の企業でも同様の技術が活用されています。
一例として、東京都内のシミュレーションゴルフ施設では、会員が予約した時間帯にのみ開く入口ドアが導入され、完全な無人運営を実現しています。これにより、顧客は手間なく利用できるため、店舗の利用促進が図られています。
今後の展望
三洋堂書店は今後も、スマート無人営業をさらに拡大していく計画です。加藤社長が語るには、「時間を気にせず新しい『ほんとの出会い』を楽しんでほしい」とのことです。この新しい取り組みが成功を収めるかどうか、今後の展開が期待されます。
無人店舗化に向けた取り組みは、時代の流れに適応した新たなビジネスモデルを提示するもので、市場の競争力を高める手段となるでしょう。無人店舗ソリューションは、他の企業への販売拡大も目指しており、パートナーも募集中です。
三洋堂書店とHOUSEI株式会社の協力関係による革新が、今後の業界に多大な影響を与えることが期待されています。