加藤泉展「加藤泉何者かへの道IZUMI KATO: ROAD TO SOMEBODY」
島根県立石見美術館が2025年7月5日から9月1日まで開催する「加藤泉何者かへの道IZUMI KATO: ROAD TO SOMEBODY」は、安来市出身の国際的アーティスト、加藤泉の過去最大規模となる個展です。本展では、1990年代末より活動を始めた加藤の足跡をのぞくことができる貴重な機会となります。
加藤泉は人の顔型をかたどったシンプルな「人がた」を用い、表現の幅を広げてきました。彼は2000年代から木彫に取り組むようになり、さらに現在は石、布、ソフトビニール、プラモデルなど様々な素材を駆使して独自の作品を発表しています。今回の特別展では、初公開の学生時代の油絵から最新作まで、200点以上が展示されます。
展示内容の見どころ
本展では、加藤の過去の作品と新作を通じて彼の芸術の変遷を振り返ることができます。特に、インスタレーションや音楽活動、プロダクトデザインなど多様なアプローチでの表現が一堂に会することで、その創造性を余すところなく感じることができるでしょう。
展覧会概要
- - 会期: 2025年7月5日(土)〜9月1日(月)
- - 休館日: 毎週火曜日(ただし8月12日は開館)
- - 開館時間: 9:30〜18:00(入室は17:30まで)
- - 会場: 島根県立石見美術館展示室A・C・D(グラントワ内)
観覧料
- - 一般: 当日券1,300円(前売券1,100円)
- - 大学生: 当日券600円(前売券500円)
- - 高校生以下: 無料
観覧券は、20名以上の団体で料金が割引となる他、教育活動の引率者や障がい者手帳保持者などは無料です。これにより、より多くの人々がアートに触れる機会が提供されます。
関連プログラム
本展では多彩な関連プログラムも予定されています。
- - 対談: 加藤泉と著名なゲストとの対談を一部対象に、参加無料の事前申込制で行います。
- 【対談1】加藤泉×石倉敏明(7月5日、先着60名)
- 【対談2】加藤泉×原田マハ(8月3日、先着350名)
- - ミューシア: 8月30日には、加藤泉を含むアーティスト5名によるライブも予定されています。これにより、アートと音楽の融合を楽しむことができます。
- - ギャラリートーク: 学芸員による解説も行われ、展示の背景や制作過程を知る興味深い機会を提供します。
さらに、グラントワteaガーデンでは、夏の日本海をイメージした青いハーブティーも楽しめます。これらのプログラムを通じて、訪れる皆様にとって忘れられないアート体験となることでしょう。
島根県立石見美術館の「加藤泉何者かへの道IZUMI KATO: ROAD TO SOMEBODY」は、アートの新たな可能性を探求する貴重な場です。ぜひこの機会に、石見美術館を訪れ、加藤泉の多面的な作品群をご覧ください。