イノカがアカデミアとの新たな連携を発表、環境課題解決へ向けた共同研究を推進

株式会社イノカ、アカデミアとの連携を開始

2025年2月、株式会社イノカは環境移送技術を活用した「イノカ・アカデミア・パートナーシップ制度」を発表しました。この制度は、東京大学、関西大学、埼玉大学、東京科学大学など5つの大学研究室と連携し、環境問題に取り組むことを目的としています。

環境移送技術の革新

イノカが提唱する「環境移送技術®︎」は、天然海水を使用せずに様々なパラメーターを精密に制御した実験環境を作り出し、海洋に関する研究の新たなアプローチを提供しています。これにより、従来のフィールドリサーチでは実現できなかった高度な実験が可能となります。この技術の活用により、特にサンゴの生態系に対する研究が進められることが期待されています。

パートナー制度の意義

イノカは、アカデミアとの連携により学術研究への貢献を強化するとともに、教員と学生が参画する共同研究を促進することで新たな課題解決を目指します。特に以下のポイントに基づいて制度が設計されています。
1. 新規研究テーマの発掘
環境移送技術を利用した新たな研究テーマを見つけ出し、共同研究を進めます。
2. 大学院生との共同研究
修士や博士課程に在籍する大学院生との協力を通じて、学会発表や論文執筆を目指します。
3. 技術サポートの提供
イノカの専門スタッフによる研究の技術支援を行います。

具体的な連携研究室

1. 東京大学安田仁奈教授
- 研究内容: サンゴの生態的変化に関する実験
- コメント: イノカの技術に期待しています。

2. 関西大学上田正人教授
- 研究内容: 再生医療を活用したサンゴ礁の早期再生
- コメント: 環境制御によるサンゴの成長促進を。

3. 埼玉大学蔭山健介教授
- 研究内容: 海洋生物の音響センシング
- コメント: イノカの技術との相性を感じています。

4. 東京大学水野勝紀准教授
- 研究内容: 餌の移動状況の把握
- コメント: 技術支援が重要です。

5. 東京科学大学中村隆志准教授
- 研究内容: サンゴの環境に対する応答をモデル化
- コメント: 環境モニタリングと生物応答の調査を進めます。