七十七銀行の新しい行内イントラ基盤が業務効率を向上させる
七十七銀行は、全行員向けの行内イントラ基盤を新たに構築しました。これはNECとの協力により実現されたもので、2025年4月には従来の環境からの移行が完了する予定です。この新しい基盤は、オフィスオートメーションのモダナイゼーションを進めることで、業務効率を大幅に向上させます。ただのシステムの更新ではなく、クライアントの動作の利便性を向上させ、よりセキュアな環境でシステムを稼働させることを目指しています。
プロジェクトの背景
これまで七十七銀行では、行内利用のためのオフィスオートメーション基盤とインターネット接続基盤の2つの環境が存在しました。しかし、操作の際に二段階ログインが必要だったり、データ授受に時間がかかるなど、実用面での課題が顕在化していました。さらに、高負荷時にはアクセス集中が発生し、レスポンス遅延も発生するなど、業務の円滑さに影響を与えていました。
このような背景から、七十七銀行では新たに行内OA基盤とインターネット接続基盤を統合した行内イントラ基盤を構築することを決定しました。これにより、今後のクラウドサービス活用を見据えた利便性とセキュリティを両立させ、クライアントの動作やレスポンス性能を改善し、業務効率の向上を図ることが目的です。また、システム運用負担を軽減し、コストの最適化も狙っています。
新基盤の特長
行内OA基盤とインターネット接続基盤の統合により、新たに構築された「行内イントラネット基盤」には、いくつかの重要な特長があります。まず、シンクライアント環境を新規に設け、システムリソースの最適化を図ることで、性能の改善とセキュリティの強化を同時に実現しました。
さらに、別プロジェクトで導入されたSecure Access Service Edge(SASE)と連携することで、クラウドサービスの活用に向けたセキュリティも強化されています。このように、七十七銀行ではセキュリティ対策と円滑な業務運営を同時に追求することに成功しています。また、保守・運用の効率を高めるためのスキームも整備されており、運用効率化とコスト最適化が実現されています。
今後の展開
今後、七十七銀行ではこの新しい環境をもとに、さらなる生産性の向上を目指していきます。お客様や社員にとって、よりセキュアで使いやすい環境の構築をし続けることで、銀行業務の変革を進めていくことでしょう。より良い利便性とセキュリティを兼ね備えた基盤は、今後の銀行業務において重要な役割を果たすことが期待されます。
お問い合わせ先
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