点検ロボット「ugo mini」がISOクリーンルームに適合
フィジカルAIの実装を進めるugo株式会社は、点検ロボット「ugo mini」と「ugo Ex」が、それぞれISOクリーンルーム規格Class 4とClass 6に適合することを確認しました。この評価は、クリーンルームにおける点検ロボットの導入を検討する施設に、客観的な運用判断の基準を提供することを目的としています。
背景
クリーンルームでの点検作業は、クリーンウェアの着用による入退場の負担や、特有の環境がもたらす身体的ストレス、さらには紙媒体の持ち込みが禁じられているための記録作業の煩雑さが課題となっています。これに対処するため、AI制御の点検ロボットの導入ニーズが急増しています。しかし、現状ではクリーンルームの清浄度を保つための機器の発塵量について十分なデータが集まっておらず、導入判断が難しいという問題がありました。
ugoは、クリーンルームにおける点検ロボットの導入サポートの一環として、JIS B 9926:1991に基づいた手法を用い、「ugo mini」と「ugo Ex」の発塵量を計測しました。この測定により、各ロボットのISOクラスへの適合性が確認されました。
評価方法
発塵量の測定には、風速可変のFFU(ファンフィルターユニット)を使い、クリーンルーム内に簡易ブースを設置しました。具体的な測定条件は、風速0.37m/s、発吹出し面積1.2m×1.2mであり、風量は32m³/minに設定しました。発塵量は、運動時の粒子濃度からバックグラウンド濃度を差し引き、風量を乗じることで算出されました。
測定結果
| 製品名 | 発塵量 | 適合クラス |
|---|
| --- | ---- | ---- |
| ugo mini | 67,845 個/min | ISO Class 4 |
| ugo Ex | 1,020,000 個/min | ISO Class 6 |
ISO Class 4は半導体製造ラインなどで必要とされる高い清浄度を意味しており、Class 6は製薬や食品工場で一般的な基準です。両製品の発塵量の違いは、本体の重量や駆動構造に起因していると考えられ、それぞれがクリーンルームでの運用に適した水準であることが確認されました。
未来への展望
ugoは、今回の測定結果を通じて「ugo mini」と「ugo Ex」のクリーンルームにおける実用性を強化し、販売体制の充実を図ります。点検ロボットの自動化により、人手不足を解消し、設備点検の現場に革命を起こすことを目指しています。
「ugo mini」とは
「ugo mini」は、設備点検の自動化を進めるAI制御のロボットで、4Kカメラや3D LiDARを搭載しています。自律走行とAIによるデータ取得が可能で、データセンターや精密機器の工場など、特に静音性と清潔な環境が求められる現場で活躍しています。2025年の発売以来、顧客のニーズに応え続け、2026年3月には累計100台の出荷を達成しました。
会社概要
- - 所在地: 東京都千代田区東神田1−7−8
- - 設立: 2018年
- - 代表者: 松井 健
- - URL: ugo公式サイト
- - 事業内容: ugoソリューションの提供、RaaSフレームワークの開発・運用