宮古島の有機ブルートバナナ、2025年から島外販売開始へ

宮古島の有機ブルートバナナ、島外販売開始

沖縄県宮古島市に位置する一般社団法人、大きな和同志会が運営する就労継続支援B型事業所では、独自に栽培した「有機ブルートバナナ」の島外販売を2025年9月より開始する予定です。このバナナは農薬と化学肥料を一切使用していないため、安心・安全な国産有機バナナとして多くの人々に愛されています。

ブルートバナナとは何か

ブルートバナナは、沖縄の特産品である島バナナよりも少し大きく、食感はもちもちとしていて豊かな香りが楽しめるという特徴があります。定期的にトレーニングを行っている方や、ヴィーガンの方、また子供たちに安心して食べさせられる食品として、多くの家庭で注目されています。この新しいバナナの登場は、健康志向の生活を送る人々にとって非常に歓迎されるニュースです。

プロジェクトの背景

大きな和同志会は、故・近藤恒夫氏の理念を受け継ぎ、ここ3年間でブルートバナナの栽培に取り組んできました。初めはほんの数本しかなかったバナナの木は、現在では300本以上にまで成長し、この度の豊作を迎えることができました。同法人の取り組みは、農業を通じて働く機会を提供し、地域の持続可能性を高めることを目的としています。

有機農業に対する取り組み

当施設では、有用微生物（EM）を活用した農法を実践しており、これにより環境負荷を抑えつつ高品質な作物を育てています。こうした有機農業の実践は、利用者にとっても大きな意味を持ちます。栽培から収穫、販売に至るまでの全てのプロセスに参加することで、彼らは社会に出るための大切なスキルを身につけることができるのです。

島外販売の意義

今回の島外販売の決定は、より多くの方にブルートバナナを提供するだけではなく、当事業の持続可能性の強化にもつながります。販売開始日には、島内の直売所やオンラインショップでも購入可能になる予定です。これにより、遠方に住む人々も簡単に健康で美味しいバナナを手に入れることができるようになります。お子様への安全な食材提供を希望する家庭にも最適です。