国宝を彩る幻想的な青もみじライトアップが東福寺で実施

東福寺初の青もみじライトアップ、感動の瞬間が訪れる

臨済宗大本山の東福寺が、この夏初めての試みとして「国宝ライトアップ特別夜間拝観・青もみじライトアップ特別散策」を開催します。ゴールデンウィークからの変更となり、2021年6月4日から8月9日までの期間中、特に注目が集まるイベントに仕上がっています。この機会に訪れる価値があるでしょう。

ライトアップの背景

このイベントが実施される背景には、参拝者が「通天橋からの幻想的な渓谷のライトアップを見たい」という要望があります。特に、密を避けながら広大な境内を散策できる東福寺だからこそ実現可能と考えられたのです。感染症対策が進められる中で、「暗い気持ちになりがちな時期に、未来を照らす希望の光を届けたい」という願いから、このライトアップ企画が着想されたのです。

ライトアップの見どころ

国宝・三門

1425年に再建された『三門』は、日本最古の禅寺の山門であり、その美しさは言葉を超えています。この国宝がライトアップされることで、さらにその存在感が際立ちます。訪問者は、この巨大な建物の荘厳さを夜の光と共に体感できます。

通天橋

『通天橋』は、洗玉澗に架けられた橋として知られています。その景観は見事で、特に新緑の季節に訪れると、心を奪われるほどの美しさがあります。今回は幻想的なライティングで、その魅力が一層引き立てられます。

名勝庭園

東福寺の本坊庭園もまた、特別な魅力を持っています。鎌倉時代の伝統的なデザインと現代アートの融合が楽しめ、四つの庭がそれぞれ異なる顔を見せます。この庭園がライトアップされることで、多面的な美しさを生み出します。

愛染堂と本堂

『愛染堂』では、朱塗りの八角円堂を間近で見ることができ、また本堂も灯りにより美しく照らされます。特に印象的な天井画、堂本印象の「蒼龍図」は、圧倒的な存在感を持っています。

実施概要と注意点

この特別なライトアップは、京都市東山区の東福寺で開催されます。期間は2021年6月4日から8月9日、開催時間は午後6時30分から9時30分までです。事前予約が必要で、インターネットからの予約は2500円、当日券は2800円です。特に12歳以下の子供は入場無料となっていますので、ご家族連れにも最適です。

また、コロナウイルス感染症拡大防止のため、来場者にはマスクの着用や入場時の検温が求められます。皆さんが安全に楽しめるよう徹底した対策が実施されますので、安心して訪れられます。