HRBrainが新機能「HRBrain 人材配置」を発表
株式会社HRBrainは、2023年10月にデータを活用した新しい人材配置機能「HRBrain 人材配置」の提供を開始しました。この機能は、企業における人材配置の効率化と、戦略的な人材配置を可能にすることを目的としています。
新機能の背景と目的
人事評価や目標管理プロセスから得られる人材データの活用が進みますが、企業が直面する人材配置に関する課題は依然として残っています。「配置判断の属人化」と「合意形成の非構造化」が特に厄介で、多部門間での調整が煩雑で非効率なため、経営層や人事部門、各事業部との間での意思決定が停滞することが多いのです。
HRBrainはこの問題を解決するために、新機能の開発に取り組みました。さらに、既存の「組織図シミュレーション」機能と組み合わせることで、現場の部門長やマネージャーが日常的に人材配置やチーム編成を効率的に行うことができるようになります。特に複雑な組織において、実務的な判断を重視しつつも全体の戦略と整合性を持たせることを重視しました。
機能概要
データに基づく戦略的配置の実現
新機能は、様々な目的に応じたプロジェクトを作成し、異動対象となるメンバーを一元管理します。これにより、部門ごとの配置状況を可視化し、比較が可能となります。また、社員名簿と連携し、等級や評価履歴、保有スキルなどのデータを表示し、定量的な配置を行うことができます。
業務効率の向上
配置案の比較や変更内容を自動で抽出し、視覚的に確認することができるため、合意形成に必要な情報も整理されます。このプロセスを通して、視認性の向上が図られ、業務のトーンが軽減されます。
さらに、ドラッグ&ドロップ操作でメンバーの移動を直感的に行えるようにし、組織構造のシミュレーションが簡単になりました。この使い勝手の改善により、部門ごとの意向に応じた柔軟な配置が可能になります。
工数の削減
人事部門が各部門長に配置案を依頼し、その内容を収集する際の手間も削減されます。システム内で統合プロセスが完結し、ボタン一つで部門ごとの配置案をひとまとめにすることができます。これにより、調整作業に伴う負担が大幅に軽減され、業務の効率化が期待されます。
解決する課題
多くの企業では、人材配置に関わる情報が点在しており、関係者間で共通認識を持つことが難しいのが現実です。また、非統一的な手段での情報管理は、エラーや見落としを引き起こし、業務の非効率を招きやすいです。
HRBrainの新機能は、このような状況に対応し、企業内の人材データを一元化し、効果的なコミュニケーションを促進することを目的としています。これにより、従来の課題を解決し、納得感のある人材配置を実現することが期待されています。
HRBrainの役割
HRBrainは、クラウドサービスを通じて多岐にわたる人事業務の課題解決をサポートし、人的資本の最大化を図ります。タレントマネジメントや評価管理、労務管理などの機能を用いて、人材データを有効活用し、戦略的な人事運営を推進しています。
今後もHRBrainは、人事部門が直面する複雑な課題を解決するためのサービス提供に尽力し続けることでしょう。
企業概要
- - 社名: 株式会社HRBrain
- - 所在地: 東京都港区三田3-5-19 住友不動産東京三田ガーデンタワー5階
- - 代表: 堀 浩輝
- - 設立日: 2016年3月1日
- - コーポレートサイト: HRBrain
- - サービスサイト: HRBrainサービス
- - HR大学: HR大学
- - 人的資本TIMES: 人的資本TIMES