リーガルテック、AIプラットフォームの本格展開に向け1.14億円調達
リーガルテック株式会社は、東京都に本社を置いている企業で、最近、研究開発AIプラットフォームを本格的に展開するために、1.14億円の資金調達を行ったことを発表しました。これにより、同社の累計調達額は4.93億円に達しました。
この資金を元に、企業が持つ技術情報や知的財産を効果的に活用し、研究活動を更に加速することが期待されています。
特許調査・発明抽出などのプロダクト群
リーガルテックでは、特許調査プラットフォーム「MyTokkyo.Ai」、技術情報の資産化支援を行う「IPGenius」、秘密情報を安全に共有するためのデータルーム「リーガルテクVDR」など、多岐にわたるプロダクトを展開しています。これらは法務や知財、研究開発の領域での重要情報の管理と活用を支援するためのものです。
今回調達した資金を活用し、これらのプロダクトを更に強化することで、より安全かつ効率的な研究環境を提供していく計画です。
生成AIの普及と研究開発のニーズ
通常、企業が行う研究開発活動では、技術文書や特許情報などさまざまな情報を集約し、分析することが求められます。最近の生成AIの普及によって、これらの情報を横断的に活用する必要性が高まっていることも背景に挙げられます。
しかし、こうした情報は企業の競争力を左右する重要な機密であるため、外部の生成AIに単純に入力することはできません。情報管理やセキュリティの確保が不可欠です。
大企業においては、それぞれの部門が異なる情報基盤を利用しているため、部門を横断して情報を共有し合う仕組みを整備することが重要です。
政府による成長戦略と官民投資
政府は研究開発に関する成長戦略を強化しており、AIや量子技術、バイオ技術、航空宇宙産業など、さまざまな分野への官民投資が見込まれています。これに伴い、企業における研究開発のスピードや技術情報の活用は、競争力の向上に直結します。
リーガルテックは、これらの成長分野での企業活動をサポートし、研究開発部門、知財部門、法務部門が安心して情報を統合できる環境づくりに貢献していく考えです。
今後の取り組み
今回の資金調達を契機に、リーガルテックは新たな取り組みを強化します。
1.
研究開発AIプラットフォームの機能強化:技術情報の検索や分析機能を充実させ、研究開発の効率化を図る。
2.
AIエージェント機能の開発:専門的な業務を支援するAIエージェントの開発を進め、業務の効率化を目指す。
3.
機密情報管理基盤の強化:セキュリティ管理やアクセス制限を徹底し、安全に情報を扱う環境を整える。
4.
導入支援体制の拡充:研究開発AIの導入に向けた専門的な支援を提供することで、企業における運用設計をサポートする。
代表取締役CEOの平井智之氏は、生成AIの普及により企業の研究開発の可能性が広がっているとしつつ、専門性と安全性を兼ね備えた情報管理機能の重要性を強調しています。これからの時代、成長産業における競争力を確保するためには、安全なAI活用基盤が必要不可欠です。
会社概要
リーガルテック株式会社は、2021年に設立され、特許情報や重要資料を扱うためのソリューションを提供しています。今後も、研究開発における企業の競争力を高める役割を果たしていくことでしょう。