株式会社ADワークスグループ、7回目の新株予約権の発行を発表
株式会社ADワークスグループは、2025年9月11日開催の取締役会において、第7回新株予約権、いわゆる「S&P500種指数連動型有償ストック・オプション」の発行を決議しました。この発行は、同社及び国内完全子会社の役職員に対し、有償で実施されるものです。
発行の背景と目的
今回の新株予約権発行は、ADワークスグループの成長戦略に基づき、役職員に経済的なインセンティブを提供し、企業価値を高めることを目的としています。特に、S&P500種指数に基づく値下がりの可能性に対する強制行使条項が設けられ、従業員は企業価値向上を身近に感じることができるようになっています。
ADワークスグループはこれまで、強力な成長戦略を掲げ、ROE(株主資本利益率)を13~14%以上、PBR(株価純資産倍率)の改善を目指してきました。また、ARISTO事業のパフォーマンス向上や新規事業の探索、株主還元の強化など、多様な取り組みを進めてきました。
その結果、2025年12月期第2四半期には予想を上回る業績を記録し、計画の上方修正や増配も実施されー、株価も一時は年初来で2倍以上の上昇を記録するなど、企業価値向上の成果が顕著に表れています。
新株予約権の詳細
新株予約権の発行は、244名の役職員に対し5,000個が割り当てられる予定です。各新株予約権は100円で発行され、最終的には500,000株の株式を引き換えに取得することができます。行使可能期間は2025年9月30日から2035年9月29日までとなっており、株価の変動に伴う行使条件も明記されています。
また、行使価額は発行当日の東京証券取引所における株価に依存し、適宜調整されることになっています。特に、S&P500種指数の終値が一定の基準を下回った場合全新株予約権を強制行使しなければならない条件が付けられています。
企業価値への貢献
ADワークスグループは、役職員が自らの行動によって企業価値を高め、それが株主価値に結びつく良いサイクルを生み出せることを期待しています。この新株予約権の発行を通じて、全従業員が一体となって企業の成長を追求し、より色鮮やかな未来を創造することを目指しています。
特に、2050年までに「富の循環を創出し、誰もが心に火を灯せる社会」を目指すビジョンを掲げており、この新株予約権はその重要な一歩となることでしょう。 組織再編時の取扱いに関しても詳細が規定されており、将来的な変更にも柔軟に対応できる体制を整えています。
ADワークスグループは、長い歴史を持つ企業として、今後も成長と企業価値の向上に注力していく姿勢をもっており、役職員の皆にとっても大きなチャンスとなるでしょう。エンゲージメントを高め、持続可能な成長の実現を目指して進んでいくことでしょう。