ドローンで農産物を配送!佐賀県白石町で実証実験開始
大型物流ドローンの販売を手掛ける株式会社トルビズオンは、佐賀県白石町と連携し、同町特産の農産物であるアスパラガスを使った配送実験を実施することを発表しました。2024年11月22日(金)に予定されているこの実験では、トルビズオンが開発した大型ドローン「FlyCart30」が活躍します。
実験の目的は、農産物の効率的な集荷手段としてのドローンの活用可能性を検証することです。白石町の福富多目的運動広場および周辺農地を飛行ルートとし、アスパラガスを積載して配送・集荷を行います。
地域経済活性化と災害対策への貢献
トルビズオンは、今回の実験を通じて、農産物の輸送効率化による生産者負担の軽減や収益向上を目指しています。特に、単価の高いアスパラガスのような農作物の輸送には、ドローンが有効な手段となり得ると期待されています。さらに、ドローンは災害時にも物資輸送に役立つことから、地域住民の安心・安全確保にも貢献できると考えています。
ドローン配送の実用化に向けて
トルビズオンは、すでに佐賀県中部を中心にドローン空路網を整備し、DJI社製FlyCart30を使ったドローン配送の実用化に向けて取り組んでいます。今回の実験は、農業法人との連携による初めての試みであり、地域社会への貢献をさらに深めるための重要な一歩となります。
地域住民との連携を強化
実験当日は、地域住民や行政関係者を招き、ドローン配送や災害時対応に対する理解促進を図ります。住民との連携を強化することで、ドローン技術の社会実装を加速させ、持続可能な地域発展に貢献していきます。