神戸発のジュエリーブランド「TAKARA Pearl(宝パール)」が、世界4大コレクションとして知られる「パリファッションウィーク 2025 SS」に登場します。この新たな挑戦は、地元・神戸の真珠文化を国際的に広める重要な機会となります。宝パールは、9月25日に行われる日本のドレスブランド「Valienne」(ヴァリエンヌ)のショーで、特別なイヤリングを披露します。このコラボレーションは、「Valienne」の大トリを務めるモデルによって締めくくられ、ファッションのトレンドを左右するパリコレでの存在感を確実なものにしています。
「宝パール」は株式会社ROUGH LABOが運営するブランドで、兵庫県神戸市に拠点を置き、地域の文化遺産を継承し、次世代に伝えることを目指しています。神戸は、真珠産業が盛んで、全国において120以上の真珠関係業者が集まり、世界中の海水産真珠の70%が流通している重要な地帯です。神戸港にある観光名所「パールストリート」で展開される真珠文化は、国際貿易港としての背景と六甲山からの安定した光が交じり合い、特有の風味が形成されています。
2000年代には、神戸の真珠産業は日本の伝統的な輸出産業としても機能し、全体の8割が国外へ輸出されています。しかし、近年は国内需要も高まりつつあります。このような背景を受けて、「宝パール」は2023年に設立され、厳選された高品質のパールを使用して、手作業で製作されたジュエリーを世界中のデザイナーとコラボレーションし、独自性の高いブルーパールジュエリーを展開しています。
宝パールの特徴は、全てが完全に手作業で製造される点です。真珠の穴の調整や金具付けまでもアトリエ内で施され、均一な仕上がりではなく、自然の力によるランダムさが表現されています。一点物のジュエリーは、これらの特徴を受けたクオリティの高いものであり、時代を超えて愛される作品となることが目指されています。
「宝パール」の出展は、パリコレにおける重要なステップであり、日本のジュエリーブランドが国際的な舞台で評価される一環として位置づけられています。パリファッションウィークは、ミラノ、ニューヨーク、ロンドンと共に世界4大コレクションの一つであり、特にファッションの潮流を生み出す場として知られています。2025年の春夏シーズンには、多くのブランドが参加し、業界内外から注目を浴びます。
、「Valienne」(ヴァリエンヌ)とのコラボレーションも注目です。デザイナーのviviと出会ったきっかけは、神戸の歴史ある異人館での特別な撮影会です。この出会いから始まったコラボレーションは、両ブランドにとっての新たな挑戦となっています。
「Valienne」が9月25日に行うショーでは、会場が「真珠の花」をテーマにした設計となり、宝パールのイヤリングが装飾され、ファッションシューティングの大トリを飾ります。更に、ドレスのデザインも「Valienne」により手掛けられており、ジュエリーとドレスの芸術的な融合が期待されています。
おわりに、「宝パール」が目指すのは、神戸の優れた真珠文化をより多くの人々に知ってもらい、さらには国際的な舞台でその美しさをアピールすることです。今回のパリコレでの出展は、その活動の一環として、さらなる広がりを見せることが期待されています。また、宝パールの公式サイトやInstagramから最新の情報をチェックすることができますので、ぜひ訪れてみてください。これからの「宝パール」の活躍に注目が集まります!