新たな産業の共創を目指すキックオフイベント
2025年11月12日(水)、東京都中央区の京橋エドグランで、SUNDRED株式会社主催による「ネイチャーガバナンス・スタートアップ・プログラム」のキックオフイベントが開催されます。このプログラムは、自然資本をテーマにしたスタートアップを支援し、持続可能な経済の実現を目指すものです。
地球規模の課題に立ち向かう
現代経済は、GDPの50%以上が自然資本に依存していると言われていますが、気候危機や生物多様性の喪失が進む中、大きなリスクに直面しています。国際的な動向としては、TNFD(自然関連財務情報開示)の導入やネイチャーポジティブ経済への移行が見られ、自国での自然資本の重要性が強調されています。しかし、日本においては、この分野のスタートアップや支援体制が欧米に比べてまだ未成熟で、事業化に向けたノウハウや専門家の不足が課題となっています。
SUNDREDの取り組み
SUNDREDは、地域の課題解決や新たな価値創出に取り組むスタートアップを見つけ出し、育成する「ネイチャーガバナンス・スタートアップ・プログラム」を立ち上げ、産官学民の連携を強化しました。具体的には、以下のような取り組みが予定されています。
- - スタートアップの発掘と支援
- - 自治体や企業との共同実証(PoC)プログラム
- - 共創型人材(インタープレナー)の育成
- - 自然資本と産業の融合を進める「ネイチャーガバナンス産業」の創出
これにより、持続可能な経済の実現を目指す企業やスタートアップと、地域の自治体、研究機関との関係を築くことが期待されています。
イベント詳細とプログラム
キックオフイベントでは、ネイチャーガバナンスやネイチャーポジティブについて学び、考える時間が設けられます。イベントの流れは以下の通りです。
- - 15:00〜15:20: オープニング挨拶とプログラム説明
- - 15:20〜16:20: キーノートスピーチとパネルディスカッション「ネイチャーポジティブの産業化とスタートアップの可能性」
- - 16:20〜17:20: 共創ワークショップ「ネイチャーポジティブ産業のアジェンダ共創」
- - 17:20〜17:30: クロージング・写真撮影
- - 17:30〜19:00: ネットワーキング懇親会(任意参加)
会場はIncubation CANVAS TOKYOで、参加費は無料ですが、懇親会に参加希望の方は2000円が必要です。参加登録はPeatixを通じて行われています。
参加を通じた新たな価値創造
本イベントは、様々なバックグラウンドを持つ参加者同士が出会い、新たなアイデアやプロジェクトが誕生する素晴らしい機会になります。SUNDREDの「インタープレナー」コミュニティには多くの企業や専門家が集まっており、共に価値を創造していくための基盤が形成されています。
新しい産業の共創を目指すこのプログラムは、持続可能性を重視した未来のために不可欠な取り組みです。そして、このイベントをきっかけに、地域と企業、スタートアップが連携して新しい価値を生み出すことが期待されています。
SUNDREDが提案する「Industry-Up as a Service」は、エコシステムのデザインを通じて新産業をつくり、社会課題を解決するための新たな方法論を示しており、今後の活動に大いに期待が寄せられます。