中高一貫校生の共通テスト受験状況：理系選択者から見える意識の変化

中高一貫校生の共通テスト受験状況

最近、中高一貫校専門の個別指導塾『WAYS』が行った調査によると、理系選択者の85%が大学入学共通テスト（以下、共通テスト）を受験することを検討していることがわかりました。この結果は、今後の大学受験に向けた選択に大きな影響を及ぼす可能性があります。

調査概要

この調査は、2024年10月30日から11月10日までの間に行われ、比較的多くの保護者が参加しました（有効回答数：414件）。中学1年生から高校3年生までの保護者が対象で、特に興味深いのは、次世代の受験生に対する意識の高まりです。

共通テストとセンター試験の違い

調査結果によると、共通テストやセンター試験の違いを理解している保護者は少なく、約60%が「詳しく知らない」と回答。共通テストは2021年から始まった新しい制度であり、問題の形式や取り組み方がセンター試験から変更されています。ですが、まだまだ多くの保護者がその内容を把握していないことが示されています。

共通テストの受験意向

次に、共通テストの受験を考えているかについて尋ねたところ、「検討中」が40%で最も多く、「使う」と回答した人もほぼ同数に達しました。一方、「使わない」と回答した人は2割弱で、このことから多くの人が共通テストの利用を重要視していることがわかります。

文理別の受験意向

さらに文理別に分析したところ、理系選択者が共通テストを受験する意向が40%を超え、大きな違いが見られました。文系選択者は30%弱ですが、特に理系選択者は共通テストを前提に考える傾向が強いようです。

共通テスト受験の理由

共通テストを受験する理由としては、「志望校の受験に必須」と回答する保護者が多かったです。国公立大学を志望する場合、共通テストが一次試験として利用されるため、受験は必須です。そのため、理系選択者は多くの人が共通テストの受験を考える一因となっています。

また、多くの私立大学も共通テストのスコアを利用することから、受験の選択肢として魅力的です。更には、内部進学や推薦型選抜の受験の際にも共通テストが有利に働くことが考えられます。

WAYSの具体的な対応

『中高一貫校専門個別指導塾WAYS』では、すべての生徒が自身のペースで学べるよう、オーダーメイドのカリキュラムを提供しています。さらに、受験に向けての無料学習相談や体験指導も行っており、個々のニーズに応じたサポートが行われています。中高一貫校の生徒とその保護者にとって、非常に貴重な情報となるでしょう。

受験生の受験への意識を理解し、最適な進路を見つける手助けになることを願っています。共通テストを準備する中高一貫校生が、自身の未来に向かって計画的に学ぶ姿勢を持つことが、ますます重要になってきます。