Neurocrine社の新薬試験開始によりネクセラファーマが15百万ドルの成果
新たな一歩を踏み出したネクセラファーマ
ネクセラファーマ株式会社は、提携先であるニューロクライン社(Neurocrine Biosciences Inc.)が、統合失調症治療薬候補NBI-1117568のフェーズ3試験を開始したことを報告しています。この臨床試験では、最初の被験者への投与が行われ、ネクセラファーマにとって大きなマイルストンとして、15百万米ドル(約2,154百万円)の資金を受け取ることとなりました。この成果は2025年12月期第2四半期に売上として計上される予定です。
フェーズ3試験の概要
本試験は、成人の統合失調症患者を対象としたグローバルな二重盲検プラセボ対照試験となっており、約280名の患者が参加します。主要な志向評価項目として、陽性・陰性症状評価尺度(PANSS)の合計スコアの変化が挙げられ、主要な副次評価項目は、臨床全般印象評価尺度-重症度(CGI-S)の変化が評価されます。この試験は、症状の急性増悪または再発が見られる患者に対して、NBI-1117568の有効性を詳細に確認するために設計されています。
ネクセラファーマのビジョン
ネクセラファーマは、テクノロジーに基づくバイオ医薬品企業として、日本国内外の潜在ニーズに応えることで患者の生活の質を向上させることを目指しています。自社の「NxWave™」創薬プラットフォームを活用し、30を超えるプログラムを開発中であり、各種疾患に対する革新的な治療薬の提案に力を入れています。
成長性と将来性
同社は、急成長している日本およびアジア太平洋地域市場においても影響力を持つ企業として、多数の上市済み製品を有し、幅広い医療ニーズに対応しています。特に神経疾患や代謝性疾患、免疫疾患などの分野への注力がなされています。
国際的な拠点
ネクセラファーマは東京、大阪、ロンドン、ケンブリッジ、バーゼル、ソウルに拠点を構え、約400名のグローバルな従業員が活躍しています。それぞれの地域での研究開発活動を通じて、携わる全ての患者のために、最先端の医薬品を提供することを目指しています。
未来への期待
NBI-1117568による治療法の確立は、統合失調症患者およびその周囲の人々にとって、希望の光となるでしょう。ネクセラファーマのさらなる発展に期待を寄せ、医薬品開発の行く先を注視していきたいと思います。興味を持った方は、同社の公式ホームページやSNSをチェックしてください。
会社情報
- 会社名
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ネクセラファーマ株式会社
- 住所
- 東京都港区赤坂9-7-2 ミッドタウン・イースト7F
- 電話番号
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03-5962-5718