新固形ゲルパッド登場
2026-01-12 19:14:28

超音波診断に革命、ベタつかない固形ゲルパッド開発で患者満足度向上を目指す

超音波診断に革新をもたらす固形ゲルパッドの導入



近畿大学医学部の研究者たちが、超音波診断に必要な新しい固形ゲルパッドを開発しました。このゲルパッドは、従来の液体ゼリーに伴うべたつきや拭き取りの手間を解消し、患者の快適性を大幅に向上させることを目指しています。

研究の背景


超音波診断は、低侵襲で高い信頼性を誇る画像診断手法として広く利用されています。診断時には、超音波プローブと皮膚の間の空気を除去するために超音波ゼリーが必要ですが、そのベタつきが患者にとって不快な経験となる場合があります。さらに、液体ゼリーは約15分で乾燥が始まるため、長時間の検査には追加塗布が求められるなど、医療従事者にも負担をかけていました。

新しい固形ゲルパッドの特長


今回開発された新たな固形ゲルパッドは、タマリンドシードガムを主成分とし、従来の液体ゼリーと同等の画像品質を保持しつつ、以下の特性を持っています。

1. ベタつきがない: 患者の衣服や髪に付着せず、快適に使用できます。
2. 長時間の乾燥防止: 60分以上乾燥せず、追加塗布が不要なため、長時間の検査でも安定した画像を提供します。
3. 高い患者満足度: 使用感や快適性が大幅に向上し、試用テストでは患者から高評価を得ました。

実施された試験


この固形ゲルパッドは、健康な参加者を対象に従来の液体ゼリーとの比較テストが行われました。このテストでは、リニアプローブ、コンベックスプローブ、セクタプローブの各種超音波プローブを使用し、得られた画像を5段階で評価しました。全ての診断部位において、画像品質には差が見られないことが確認され、患者満足度は従来の銀ゼリーに比べて明らかに向上しました。

今後の展望


研究グループは、この固形ゲルパッドの臨床応用に向けたさらなる研究を進めています。具体的には、大規模な臨床試験を行い、さまざまな患者層における使用評価や耐久性の検証を行う計画です。また、多様な医療分野への応用が期待されており、超音波ガイド下の処置や理学療法などの新たな医療シーンへも広がりを見せるとしています。

研究者のコメント


門前教授は、「超音波診断は医療現場で重要な役割を果たしていますが、従来のゼリーには不快感や手間が伴いました。新しい固形ゲルパッドは、その課題を解決しながら、同じ診断精度を保つことができる技術です。患者の快適性向上と医療の質の向上を両立させることを期待しています」と述べています。

植原講師も、「この固形ゲルパッドが利用されることで、より快適な医療提供ができるように製品化を進めていきたいと考えています」と製品化への意気込みを語っています。

まとめ


近畿大学医学部の研究による固形ゲルパッドの開発は、超音波診断の現場における患者体験の向上に貢献することが期待されています。この技術革新が医療界での普及を果たし、患者にとってより良い検査体験を実現する日が待ち遠しいです。

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